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船厨

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海を感じる料理、ときどきドリンクにまつわるお話です。「大雑把」「手抜き」ご免のレシピ付き。
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#料理

ホクホクした甘味の中に隠れた愛情 「海扇雑炊」 【レシピ-船厨】

 北国の貝として人気のホタテ。漢字でかくと「帆立」が一般的ですが、「海扇」と表記されるこ…

最後の仕上げがイベントになる、アカハタの酒蒸し中華風 【レシピ- 船厨】

 マダイを狙って釣り糸を垂れていると、しょっちゅうハタの仲間が釣れます。釣り人が下手っぴ…

シジミ攻めにあっても嫌いになれなかった好物 【レシピ-船厨】

 かなり以前の話ですが、シジミを嫌いになりそうな出来事がありました。シジミの産地として有…

秋刀魚の炊き込みご飯〜スペイン風。パエリア、またはパエージャとも。 【レシピ- 船…

 パエリアはスペインを代表する米料理として世界に知れ渡っています。日本においても例外でな…

小さく、かわいらしく、美しい香りを楽しむ 「サクラエビご飯」 【レシピ- 船厨】

 かき揚げ天ぷらやお好み焼きなど、どこか脇役的なイメージのあるサクラエビ(桜海老)。それ…

真夏のような夜に愉しんだ最高の「ブリしゃぶ」 【レシピ- 船厨】

 マダイを釣ってやろうと、ひとり海に船を浮かべていたら、思いがけない魚が釣れました。ブリ…

シェフの心遣いから生まれたシーフードドリア 【レシピ- 船厨】

 料理を前にすると、そのルーツが気になっていても立ってもいられなくなることってありませんか? 冷凍食品のドリアを電子レンジで温めながら、「そもそもドリアというのはどこの国の料理なのだろうか」と気になりだします。グラタンの仲間のような気がします。フランス料理でしょうか。ところが私たちがレストランなどで口にするマカロニグラタンは、フランス料理のグラタンとは大きく異なる料理のようで、日本発祥の、いわゆる「洋食」だとのことです。となると、グラタンのパスタを米に置き換えたドリアは、やは

心も体も温まる、はまぐりのスープ 【船厨- レシピ】

 「はまぐりのスープ? これってクラムチャウダーじゃないの」という方がほとんどだと思います…

海老より塩が大事かも、なんて思った 「海老のハーブ焼き」 【船厨- レシピ】

 ひい、ふう、みい、よお、いつ、むう……。全部で12尾ありました。わりと大きなフィリピン産…

「とりあえずカラマリ」の安心が危機的です。 【船厨- レシピ】

 世界のイカの漁獲高の半分は、日本で消費されるていることになっています。驚くべきことです…

作り始めてから45日後に待ち受けていた歓喜 【船厨- レシピ】

 イワシという魚の過酷な生き様に、尊敬と哀れみが入り交じった感情を抱きつつ、オイルサーデ…

釣魚で楽しむ、我流「フィッシュアンドチップス」 【船厨- レシピ】

 カジキ釣りなど、ビッグゲームフィッシュの外道として扱われることの多いシイラですが、実は…

“鰆の旬”に混乱しつつ、“洋食”に舌鼓 「サワラのトマトソースグラタン」 【船厨-…

 うお偏に、つくりを春とかいて「サワラ」と読みます。鰆です。風情のある漢字ですね。そして…

ヨット 〈ノーサイド〉 の船上ランチ 「カマンベールとハムのバケットサンド」 【レシピ-船厨】

 コンビニエンス・ストア(コンビニ)の登場は、船上におけるボーターやセーラーの食事を劇的に変えてくれました。多くの人はマリーナに行く前に必ずといっていいほど立ち寄っています。バラエティに富んだ品揃えのおにぎりやサンドウィッチ、そしてお弁当。それらがなかなか美味い。  釣り船に乗るときなど、釣り以外のことに時間をかけるのがもったいなくなるものですが、そんなときにも“コンビニおにぎり”はかなり重宝します。しかも24時間営業ときては、早朝に出港することの多い人にとって、コンビニは無