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船厨

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海を感じる料理、ときどきドリンクにまつわるお話です。「大雑把」「手抜き」ご免のレシピ付き。
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#料理

味も量も自分の好みに仕切り直した穴子丼。 【レシピ- 船厨】

 先日、ある取材で広島を訪れた際に、時間を作って厳島に渡ってきました。日本三景の一つに数…

秋になると秋刀魚が気になって夜も眠れなくなります。 【レシピ- 船厨】

 秋になるとどうしても秋刀魚(サンマ)が気になります。今年は豊漁なのか、不良なのか。お値…

“我が家のカレーがいちばん”という声も聞こえてきそうですが。 【レシピ- 船厨】

 カレーライスはもはや日本のソウルフード。いまさら記事を書いたり、レシピを紹介したところ…

“ヤドカリ”でつくすトマートクリームパスタ の贅。 【レシピ- 船厨】

 カニは美味い。毛ガニ、花咲ガニ、タラバガニ、タカアシガニ、ズワイガニ、松葉ガニ、越前ガ…

活きナマコに初挑戦。口に入れたら、元の姿は忘れた。 【レシピ- 船厨】

 月並みな言い回しですが、「いったい、誰が最初に口にしたのだろうか」という生き物の代表格…

タコよ、アボカドよ、君たちは最高! かもしれない。 【レシピ- 船厨】

 タコの素晴らしさについては、ことあるごとに触れてきました。思えば、本マガジン「船厨」の…

愛しのねこまんま。【レシピ- 船厨】

 時代小説に出てくる食事のシーンに興味を持たれる方は少なくないと思います。たとえば池波正太郎の人気シリーズ小説「鬼平犯科帳」や「仕掛人・藤枝梅安」「剣客商売」などは、季節に合った江戸の料理の数々~料亭の料理から庶民の食卓まで~が登場し、食いしん坊の読者を大いに楽しませてくれます。  たまたま書店で手に取った山本一力の「銀しゃり」もそうでした。タイトルから想像できるとおり、江戸は深川の寿司職人を主人公とした小説なのですが、登場する料理や飯の食べ方一つ一つがとても興味深いのです。

歓迎される外来種「ホンビノス貝」でクリーム煮 【レシピ- 船厨】

 外来の二枚貝「ホンビノス貝」。漢字では「本美之主貝」と当て字されていますが、これはロー…

ホクホクした甘味の中に隠れた愛情 「海扇雑炊」 【レシピ-船厨】

 北国の貝として人気のホタテ。漢字でかくと「帆立」が一般的ですが、「海扇」と表記されるこ…

最後の仕上げがイベントになる、アカハタの酒蒸し中華風 【レシピ- 船厨】

 マダイを狙って釣り糸を垂れていると、しょっちゅうハタの仲間が釣れます。釣り人が下手っぴ…

シジミ攻めにあっても嫌いになれなかった好物 【レシピ-船厨】

 かなり以前の話ですが、シジミを嫌いになりそうな出来事がありました。シジミの産地として有…

秋刀魚の炊き込みご飯〜スペイン風。パエリア、またはパエージャとも。 【レシピ- 船…

 パエリアはスペインを代表する米料理として世界に知れ渡っています。日本においても例外でな…

小さく、かわいらしく、美しい香りを楽しむ 「サクラエビご飯」 【レシピ- 船厨】

 かき揚げ天ぷらやお好み焼きなど、どこか脇役的なイメージのあるサクラエビ(桜海老)。それ…

真夏のような夜に愉しんだ最高の「ブリしゃぶ」 【レシピ- 船厨】

 マダイを釣ってやろうと、ひとり海に船を浮かべていたら、思いがけない魚が釣れました。ブリです。ワカシでもイナダでもワラサでもなく、本当のことを言うとワラサにかなり近いサイズだったのですが「ブリ」ということにします。「釣り人と話すときは両手を縛っておけ」とは古の賢人の言葉ですが、いま、拙子の両手は自由です。なにしろ、ネット(タモ網)に入れるまでが、たいへんだったんです。これくらいのホラは許してください。  真夏を思わせる陽気でした。タイラバというルアーでマダイを狙っていたので