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海の道具

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マリンウェアからマリンギア、ボートやヨットのパーツに至るまで、ほかでは読めないマリン用品を扱うマニアックなヤマハマン担当コラム。
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#スキしてみて

大海原にコンサートホールをつくる 「マリンオーディオ」 【海の道具】

 海で聴きたい音楽。人によって様々でしょうが、筆者に何かと問われれば、洋楽ならロッドスチ…

魚に優しく、イケスの機能を高める「マルチブリザーパイプ」 【海の道具】

 イケスというと、料亭の水槽を思い浮かべる、というのはなかなかの食いしん坊か呑兵衛な方で…

べったりまとわりつくけど、我慢してください 「グリス」 【海の道具】

 機械の可動部には潤滑油がよく使われますが、なかでもベアリングや車軸のように、常にスムー…

少年心をくすぐる、真っ暗な海での心強い味方「サーチライト」 【海の道具】

 ボートやヨットで使用するサーチライトは、車でいえばヘッドライトにあたるのだけれど、必ず…

大きなボートについている、あのながーい竿は何?  「アウトリガー」  【海の道具】

 ハワイやフロリダなど、オフショアスポーツフィッシングの盛んなところにあるマリーナの写…

ダメな私の「双眼鏡」の使い道 【海の道具】

 双眼鏡の使用シーンを思い浮かべる時、船に関わっていない人でもブリッジ(船橋)から船長が…

邪道、邪道と言わないで!カジキ釣りにだって使える「電動リール」 【海の道具】

 「そいつは邪道だぜ」と、世の中の“ヘミングウェイ”氏(※)から批判を受けそうですが、今回は電動リールを使ったカジキ釣りのご提案です。  もともと電動リールは、中深層の魚を狙うボトムフィッシング向けに用意されたフィッシングギアです。長いラインを巻き上げる手間と時間を機械に任せることで、釣果アップを期待するアイテムと言えます。もちろんボトムフィッシングファンの中にも、IGFA(※)のルールに則って釣りを楽しむ方はいて、手動リールしか使わないという硬派も少なくありません。 ※

魚にとってはハタ迷惑な機器「魚群探知機」  【海の道具】

 魚群探知機とはまた、物々しい名前ではありますが、その生い立ちが測深のための軍事技術に端…

大海原に浮かぶ小さな私に気づいて!小型船舶に搭載必須の「レーダーリフレクター」 …

 うろ覚えで申し訳ないのですが、昔見た映画で、漂流したボートがアルミホイルを幟のように掲…

元少年が心ときめく船の機械 「マリンレーダー」 【海の道具】

 レーダーと聞いて、真っ先に交通取締りを思い出す方も多いと思います。そんな方はくれぐれも…

渋い銀髪の船長とコミュニケーション? 「国際VHF無線機」 【海の道具】

 グローバル化が進んだとはいえ、日本にはまだまだ英語アレルギーの方も多いと思います。日頃…

空は飛べぬが船は洗える―いにしえのアイデアグッズ「デッキブラシ」

 ニッチな道具ばかりが登場しがちなこのコーナーですが、マリン関係の道具だからといって、な…

「ディープサイクルバッテリー」なるものをご存じですか? 【海の道具】

 突然ですが「ディープサイクルバッテリー」なるものをご存じでしょうか。英語の日本語訳が必…

いまや必須アイテム。海の道を導いてくれるGPS 【海の道具】

 街道を行く、といえば大歴史小説家・司馬遼太郎の全43巻からなる未完の紀行文集を思い出します。でも、これからおはなしするのは海の道の話。  海には航路はあっても、それは目に見えず、車のようなガードレールもなければ車線も引いてありません。轍さえもありません。航跡があってもそれはあくまでも前を行く船が行こうとする場所に導いてくれるだけ。陸地が見えるところならばまだ目標のたてようもあるけれど、陸地を離れれば、後は見渡すかぎり波頭が見えるばかりです。  昔の船乗りたちは大した