マガジンのカバー画像

海の道具

72
マリンウェアからマリンギア、ボートやヨットのパーツに至るまで、ほかでは読めないマリン用品を扱うマニアックなヤマハマン担当コラム。
運営しているクリエイター

#ボート

決して自慢しているわけではないのです。 【海の道具】

 フィッシングフラッグなるものを掲げて航行しているボートを見かけたことがありますか? と…

強い絆で結ばれ生まれたボートの素材 【海の道具】

 小型ボートのハル(艇体)の素材として、最もポピュラーなのはFRPでしょう。日本語で言えば…

日陰者のひとりごと「オーニング」 【海の道具】

 大型クルーザーなら乗船者全員が船内に入って寛げるだけのスペースが確保されているだろうけ…

休みなく働いてくれる陰の功労者 【海の道具】

 ボートにおいてポンプはとても馴染みあるマシンです。デッキを洗うために海水をくみ上げて散…

レスキューリング。ボートでも使えたらいいのにな。 【海の道具】

 レスキュースリングは和訳すると「救助用吊りベルト」のことで、つまりは、船外に落ちた人を…

機能とデザインを意識した粋なレール 【海の道具】

 ボートをよく見てみると、あちらこちらにレールが張り巡らされていることに気づきます。特に…

どこにでもあるのに、趣がある係船具 【海の道具】

 ボート、ことにヨットには数多くのクリート(係船用装具の一種)がついています。どんなボートにも、少なくともバウ(船首部)とスターン(船尾部)の左右2個ずつは付いているのではないでしょうか。ボート本体ばかりではなく、マリーナのデッキや岸壁にもたくさん見受けられます。  陸上では滑り止めといった意味で使われることが多いようですが、ボートの世界においては、主たる役割が係船に関わるあれこれに絶大なる力を発揮してくれます。  代表的なものとしては鳥居を平べったくした形状で、ロープをたす

「ホーン」よ今夜もありがとう 【海の道具】

 車ではクラクションと呼ばれますが、船の場合は汽笛と呼び、少しロマンチックな雰囲気になり…

お尻も痛いが、お耳も痛い、ボートの座席 【海の道具】

 ボートには、もちろん他の乗り物と同じく操縦席があり、そこにはドライバーズシートがありま…

いざという時のため、輪投げで遊んでみませんか? 【海の道具】

 マリンをイメージさせるアイコンで、まず筆頭に上がるのは、なんといってもアンカー(錨)で…

見てくれだけじゃない船外機カバー 【海の道具】

 日本人は他の民族に比べると、カバーをかけるのが好きなのだとか。  家の中を見渡せば、電…

船底塗料—。軽やかに海を走るためには船底のお手入れが欠かせません 【海の道具】 

 船底塗料と聞いただけで、うんざりしてしまうボートオーナーさんもいるかもしれません。係留…

進む道を指し示す、一本気な航海計器。

 ボート免許を取得された方はきっと経験があるでしょう。ハンドグリップの頭に球体状の物を載…

海屋は「ハンドル」とは呼びません。

 ラット。といっても実験用の大型ネズミのことではありません。日本語では「舵輪」と呼びます。そうすると、より“マリンぽく”聞こえます。舵(かじ)を司るわっかだから「舵輪」。  舵輪と字に書いて改めて思うのは、船にまつわる日本語には、船にしか使わないフネ偏がついた漢字がたくさんあるということ。船舶、はもとより、航、舷(げん・ふなべり)、舫(もやい)、艀(はしけ)等々。日本人にとって、船は昔から特別な道具であった事をうかがい知ることができます。  さて、今回のお題「ラット」は、錨