マガジンのカバー画像

海の道具

72
マリンウェアからマリンギア、ボートやヨットのパーツに至るまで、ほかでは読めないマリン用品を扱うマニアックなヤマハマン担当コラム。
運営しているクリエイター

#海の時間です

暗闇が支配する夜の海で光の恩恵 【海の道具】

 夜の海は、周りに光源が少ないため、かなり暗い。そりゃあ、そびえるビルも、きらめくネオン…

八つ当たりして、お怪我されぬようご注意を 。 「バッテリー」 【海の道具】

 寒い冬の朝や、久しぶりに出港しようなどというとき、いざエンジンを掛けようとしたらバッテ…

これを使いこなすのもシーマンシップ〜「パドル」と「オール」 【海の道具】

 ボートを漕ぐための道具には「櫂(かい)」がありますが、英語ではこれを使い方によって「オ…

大海原にコンサートホールをつくる 「マリンオーディオ」 【海の道具】

 海で聴きたい音楽。人によって様々でしょうが、筆者に何かと問われれば、洋楽ならロッドスチ…

魚に優しく、イケスの機能を高める「マルチブリザーパイプ」 【海の道具】

 イケスというと、料亭の水槽を思い浮かべる、というのはなかなかの食いしん坊か呑兵衛な方で…

べったりまとわりつくけど、我慢してください 「グリス」 【海の道具】

 機械の可動部には潤滑油がよく使われますが、なかでもベアリングや車軸のように、常にスムー…

少年心をくすぐる、真っ暗な海での心強い味方「サーチライト」 【海の道具】

 ボートやヨットで使用するサーチライトは、車でいえばヘッドライトにあたるのだけれど、必ずしもすべての船に装備されているわけではありません。なぜなら、夜間航行しない船には不要なものだからです。でも、夜の海に出る船にとっては無くてはならない照明装置です。  海上には街灯もなければコンビニの明かりもないわけで、唯一あるのは月や星明かりだけ。それはそれでロマンチックではあるけれど、実際に航行するとなると、少々心もとないものです。  航行している他船や大きな障害物は、レーダーなど

大きなボートについている、あのながーい竿は何?  「アウトリガー」  【海の道具】

 ハワイやフロリダなど、オフショアスポーツフィッシングの盛んなところにあるマリーナの写…

ダメな私の「双眼鏡」の使い道 【海の道具】

 双眼鏡の使用シーンを思い浮かべる時、船に関わっていない人でもブリッジ(船橋)から船長が…

邪道、邪道と言わないで!カジキ釣りにだって使える「電動リール」 【海の道具】

 「そいつは邪道だぜ」と、世の中の“ヘミングウェイ”氏(※)から批判を受けそうですが、今…

魚にとってはハタ迷惑な機器「魚群探知機」  【海の道具】

 魚群探知機とはまた、物々しい名前ではありますが、その生い立ちが測深のための軍事技術に端…

元少年が心ときめく船の機械 「マリンレーダー」 【海の道具】

 レーダーと聞いて、真っ先に交通取締りを思い出す方も多いと思います。そんな方はくれぐれも…

渋い銀髪の船長とコミュニケーション? 「国際VHF無線機」 【海の道具】

 グローバル化が進んだとはいえ、日本にはまだまだ英語アレルギーの方も多いと思います。日頃…

空は飛べぬが船は洗える―いにしえのアイデアグッズ「デッキブラシ」

 ニッチな道具ばかりが登場しがちなこのコーナーですが、マリン関係の道具だからといって、なんでも特殊なものばかり、というわけではありません。  きょうは「デッキブラシ」のお話しです。今ではごくごく一般的な日用品ですけれど、起源は甲板洗い用のブラシであるのは読んで字のごとし、であります。  横長なブラシの上面に斜めに差し込まれた柄。この、斜めというのがミソで、真横でも真上でもないのです。この微妙な角度に各メーカーによって創意工夫があるに違いありません。腰を入れて、ブラシを床面に