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キャビンの棚

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海を近くに感じることのできる音楽や書籍をご紹介。新しいものから古いものまで、いろいろと取りそろえてみます。
運営しているクリエイター

#音楽

あの時、聴いてみたら、どんな気持ちになっただろう。 【キャビンの棚】

 サーフ・ミュージックは、今でも海辺のドライブやビーチで欠かせない音楽ジャンル。とはいえ…

世界で最も美しい言葉の旋律 【キャビンの棚】

 このnoteの中にある「潮気、のようなもの」の先月のコラムに、ポルトガルのことがいろいろと…

デッキの上で潮風を浴びているかのような心地になります 【キャビンの棚】

 オクターブ奏法というギターの演奏テクニックがあります。1弦と4弦のオクターブ・ユニソンを…

都会のクルージングは“リアル”なヒップホップで 【キャビンの棚】

 ヒップホップの本場・アメリカでは、西海岸か東海岸でスタイルに大きな違いがあるといいます…

黄昏のビーチをミステリアスな電子音楽で。 【キャビンの棚】

 海辺に人が集まり、音楽を楽しむ。こんなに単純なことが、海の時間をとても贅沢なものにして…

癖になるカリビアンミュージックの珠玉は海にぴったり 【キャビンの棚】

 ヤシの木が生えた海辺と黒人男性。いかにも海に合いそうなジャケットに心を惹かれ、カリブ海…

まもなく長期休暇。とりあえず “散歩しない?” 【キャビンの棚】

 もうすぐゴールデンウィークですね。ロングバケーションです。業種や立場にもよるでしょうけど、10連休、なんていう人もいるようです。一ヶ月のうち3分の1も休みがあるのです。といっても、このご時世です。遊びに行く予定のない人もたくさんいるでしょうし、いつもと変わらぬ、いや、それ以上に仕事に打ち込む人もいるでしょう。ただ、世間がなんとなく浮き足立つ時期というのはいいものです。たとえ忙しくても、心が海のように広いあなたのことですから、少し幸せな気分になるはずです。  さて、ロングバ

鯨をボーカルに迎えてセッションしたサックス奏者 「WHALES ALIVE〜鯨の詩」 【キャビ…

 まもなく、沖縄・座間味の海に、ザトウクジラたちが姿を現しはじめます。座間味島のホエール…

冬の津軽海峡、それともニューカレドニアのビーチ? 「SEAGULL(かもめ)」 【キャビ…

 どこの波止場でしょうか、海辺で手を伸ばして空飛ぶカモメに餌を差し出す女性、そして小さな…

アルバム 「Atlántica」 は「サイコー! 」な僕らによく似合う。 【キャビンの棚】

 「ある雨の日、どうしようもなく落ち込んでいて、なぜか涙が止まらなくなったの。そんなとき…

聞けば聞くほど楽しい!スティーヴィーの全盛期をまとめたベスト盤「Original Musiqua…

 60年代に公開されたビーチを舞台にしたコメディ映画「Bikini Beach」のラストシーンに歌手役…

夜明けのハーバーで舫いを放つ、高揚感を思い出す 「Miaden Voyage」 【キャビンの棚…

 自身が身を置く世界の素晴らしさを、高度な感性を持った第三者の表現によって改めて思い知る…

至高のボサノヴァで海気分 「ゲッツ/ジルベルト」 【キャビンの棚】

 ボサノヴァは、世界三大美港のひとつブラジルのリオ・デ・ジャネイロで生まれた音楽です。波…

60年の時を超えて再ブレイク―ビーチ・ボーイズ 「サーファー・ガール」 【キャビンの棚】

 ウエスト・コーストらしいご機嫌なサウンドで1960年代から若者の心をつかんできたビーチ・ボーイズ。それから時を隔てた2020年、ローリングストーン誌「歴代最高のアルバム500選」で彼らの作品が2位となりました。なんとビートルズやローリング・ストーンズを上回りました。その事実に驚いたという人も少なくないでしょう。でも、揃いのストライプシャツを着てポップさを全開にした頃から、ビーチ・ボーイズの内に秘めていた高度な音楽性については、極めて専門的な評価を得ていました。ビーチ・ボーイ