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キャビンの棚

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海を近くに感じることのできる音楽や書籍をご紹介。新しいものから古いものまで、いろいろと取りそろえてみます。
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#音楽

ロックとボートの粋な関係 【キャビンの棚】

 イギリスのリバプールで活動していたビートルズが「ラヴ・ミー・ドゥ」でデビューしたのは19…

絵本とピアノの自然讃歌 【キャビンの棚】

 これまで本欄で何度か取り上げた、絵本作家のロバート・マックロスキー。その代表作のひとつ…

マイルスとヘミングウェイ、というこじつけ。 【キャビンの棚】

 マイルス・デイビスのトランペットはあまりにもジャズし過ぎていて、どうもここで取り上げる…

あの時、聴いてみたら、どんな気持ちになっただろう。 【キャビンの棚】

 サーフ・ミュージックは、今でも海辺のドライブやビーチで欠かせない音楽ジャンル。とはいえ…

世界で最も美しい言葉の旋律 【キャビンの棚】

 このnoteの中にある「潮気、のようなもの」の先月のコラムに、ポルトガルのことがいろいろと…

デッキの上で潮風を浴びているかのような心地になります 【キャビンの棚】

 オクターブ奏法というギターの演奏テクニックがあります。1弦と4弦のオクターブ・ユニソンを…

都会のクルージングは“リアル”なヒップホップで 【キャビンの棚】

 ヒップホップの本場・アメリカでは、西海岸か東海岸でスタイルに大きな違いがあるといいます。ノリのいい西海岸のヒップホップに対し、シャレた雰囲気の東海岸。人によって分ける基準はさまざまなのですが、東海岸に比べて、あのロングビーチのあるL.A.を中心とする西海岸のヒップホップは、海がお似合いの曲が多い気がします。  さて、アメリカ人達が口を揃えて「これこそが、西海岸ヒップホップの最高傑作」というアルバムが本作「To Pimp A Butterfly」です。この作品から一気にスタ

黄昏のビーチをミステリアスな電子音楽で。 【キャビンの棚】

 海辺に人が集まり、音楽を楽しむ。こんなに単純なことが、海の時間をとても贅沢なものにして…

癖になるカリビアンミュージックの珠玉は海にぴったり 【キャビンの棚】

 ヤシの木が生えた海辺と黒人男性。いかにも海に合いそうなジャケットに心を惹かれ、カリブ海…

まもなく長期休暇。とりあえず “散歩しない?” 【キャビンの棚】

 もうすぐゴールデンウィークですね。ロングバケーションです。業種や立場にもよるでしょうけ…

鯨をボーカルに迎えてセッションしたサックス奏者 「WHALES ALIVE〜鯨の詩」 【キャビ…

 まもなく、沖縄・座間味の海に、ザトウクジラたちが姿を現しはじめます。座間味島のホエール…

冬の津軽海峡、それともニューカレドニアのビーチ? 「SEAGULL(かもめ)」 【キャビ…

 どこの波止場でしょうか、海辺で手を伸ばして空飛ぶカモメに餌を差し出す女性、そして小さな…

アルバム 「Atlántica」 は「サイコー! 」な僕らによく似合う。 【キャビンの棚】

 「ある雨の日、どうしようもなく落ち込んでいて、なぜか涙が止まらなくなったの。そんなとき…

聞けば聞くほど楽しい!スティーヴィーの全盛期をまとめたベスト盤「Original Musiquarium I」 【キャビンの棚】

 60年代に公開されたビーチを舞台にしたコメディ映画「Bikini Beach」のラストシーンに歌手役で出演する若かりし日のスティーヴィー・ワンダーを見つけました。ビーチにいる若者達をいつもの調子で熱唱して楽しく踊らせるというシーンなのですが、演技であることは承知で、スティーヴィーの作品は楽しい水辺のひとときにぴったりだと思ってしまいました。  そんなスティーヴィーのベストアルバムのひとつが今回紹介する「Original Musiquarium I」です。実は彼のような長い