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バッテリーの食堂〜バッテリーチャージャー 【海の道具】

 バッテリーチャージャーを常備している一般家庭って、世の中にどれぐらいあるでしょうか。それほど多くないと思います。ここでいうバッテリーとは、携帯電話のバッテリーや乾電池などではなく、車やボートなどで使用する箱型の大型バッテリーのことです。

 車でもボートでも、バッテリーの一番の仕事はエンジンを始動させることだと思いますが、最近のボートは電子機器が多数搭載されるようになってきて、その分、バッテリーの消耗も激しくなってきました。航行中はエンジンなどについているオルタネーターという機械で充電を行っているのですが、エンジンを止めた状態では電力は減る一方です。

 そこでエンジン始動用とは別に、アクセサリー専用でもう一つバッテリーを搭載するボートが増えることになります。
 たとえば、バスフィッシングをボートで楽しむ人たちは、かなりの確率でマイバッテリーチャージャーを所有していることでしょう。なぜなら、エンジンを切り、エレキ(電動モーター)を回して釣りをするのが常だから。モーターはバッテリーを消費させる機械の筆頭です。長持ちすると言われるディープサイクルバッテリーでも一日で空っぽになってしまいます。そうなると、少しばかりエンジンでオルタネーターを動かしても間に合いません。そこで家庭にバッテリーを持ち帰って充電したり、マリーナの陸電を使って充電したりと、バッテリーチャージャーが必要となるわけです。

 最近のバッテリーチャージャーは優秀で、電流や電圧をフルオートで制御するばかりか、傷んだバッテリーを一旦きれいにしてから充電したり、減ってしまった容量を回復してくれたりと、至れり尽くせりの機能がついていたりします。
 
 とはいえ、バッテリー自体のダメージが大きければ、やっぱり元には戻りにくい。ダイエッターとは違い、バッテリーは常にお腹一杯の状態がよろしいようで、ちょっと羨ましいです。

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