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Sea-Style「週末・湖上の時間」【ヤマハマリンクラブ・シースタイル】


静岡県の西部に位置する浜名湖は、室町時代に起きた明応地震によって太平洋と繋がった汽水湖です。トーイングやボートフィッシング、セーリングなどさまざまなマリンスポーツの愛好者が集うゲレンデで、最近では関東などの遠方からもシースタイルの利用が増えています。今回はこの浜名湖をご紹介します。

上の施設は東名浜名湖サービスエリア。水上から眺められるのもボートならでは

 東京と大阪を結ぶ東海道の中間地点に位置する浜名湖では、アジやシーバス(スズキ)やキビレ(キチヌ)等、海水の魚が釣れる一方で、外海に比べるとコンディションのいい日が多く、トーイングプレイやウェーブランナーも人気という、シースタイルで楽しむには最高のゲレンデです。もちろんシースタイルのホームマリーナも充実して、内浦にある富士マリーナ、細江湖にあるジョナサン、猪鼻湖にある東急マリーナ、そして松見ヶ浦にはベルマリンとヤマハマリーナ浜名湖があります。この浜名湖ですが、実はその複雑な地形から水域の半分が枝湾で構成されているのも特徴のひとつです。地図で見れば一目瞭然で、その入り組んだ湖岸の総延長は128キロ、これは国内最長でちょうど山手線の内側が丸々入ってしまう大きさです。 この広大な浜名湖の中でもクルージングの見どころといえば、縁結びのパワースポットとして近年注目を集めている舘山寺とその周辺のエリア。舘山寺の創建は810年と古く、真言宗の開祖である空海がこの地で修行を行い、その際に開創したと伝えられています。また、弁天島やJRの鉄橋も人気のスポットとのこと。南湖側にあるので、どのホームマリーナから出航しても浜名湖の中央航路を南下するルートがわかりやすいでしょう。

1200年前以上に建立された舘山寺。空海もこの地で修行に励んだと伝えられている

湖ならではのフラットな水面は、初心者でも操船の違いが分かるほどフィーリングが伝わりやすいので、浜名湖巡りのクルージングは至極楽しい時間になります。また浜名湖の航路も杭が立てられているので、事前にマリーナでのレクチャーを受けていれば間違うことはほとんどありません。気をつけなければいけないのは浅瀬が多いこと。こうした情報もマリーナのレクチャーで事前に確認しておきましょう。

浜名湖の橋脚は新幹線を眺める特等席。その通過の速さに身構えてしまう。
潮流も速い時間があるので操船は十分注意を


 浜名湖の南側はボートフィッシングも盛んなエリア。一日で探るには少し難易度が高くなりますが、事前にさまざまな情報を入手して魚種と場所を想定して、釣りの場所を決めたなら釣りに没頭することもできます。風の無い晴れた日であれば「音は自分の釣り道具だけ」と言うような別世界を体験することも可能です。

風が吹かなければ静寂な釣りが楽しめる。


 さらにボート遊びでは、ウェイクボードやウェイクサーフィンといったトーイング系のメニューも充実しています。湖の北側は遊走区域となっているので、その日の風のコンディションに合わせて、いいゲレンデでのトーイングが楽しめる。さらに各マリーナではスクールと提携しているので、初心者でも形だけなら1日でマスターすることも不可能ではない。もちろんクラブ艇を利用して、バナナボートやクッキーといったトーイングプレイは家族や仲間の笑顔が増える楽しい時間になることでしょう。

弁天島から今切口へ。湖の北側と南側では雰囲気もがらりと変わる。
このあたりは水深も浅いので十分な注意が必要

 浜名湖の遊び方は船長次第と言えるほど充実しています。週末や休日の時間を確保できてしまえば、あとは天気のみ。週末は湖上の時間、という遊び方を自分流にアレンジしてみてはいかがでしょうか。

浜名湖は遊走エリアなどのローカルルールがあるので、ホームマリーナで事前に確認しましょう

レンタルボートはマリンクラブ・シースタイル | ヤマハ発動機 (yamaha-motor.co.jp)


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