“我が家のカレーがいちばん”という声も聞こえてきそうですが。 【レシピ- 船厨】
カレーライスはもはや日本のソウルフード。いまさら記事を書いたり、レシピを紹介したところで、「カレーライスは我が家のがいちばん」「私が作ったカレーライスがいちばん美味しい」といった声が聞こえてきそうです。
日本のカレーライスを食べてインド人がびっくり、なんて話も聞きますが、小麦粉を入れてルーにした日本のカレーはアジアを飛び越えてイギリスから伝わった物なのだそうです。
そもそもカレーは、アジアを中心に様々なところで食べられます。インド、スリランカ、ネパール、パキスタン、シンガポール、マレーシア。それぞれに特徴があります。
そしてタイ。ココナッツミルクを使うタイのカレーは、シーフードにも相性が良いですね。本欄も好物ですが、近年ではペーストやカレー粉も気軽に入手することができますし、調理済みのレトルトでも売っており、とにかく身近なメニューになりました。
残暑が続くうちに夏気分をカレーで味わおうと、タイ風のシーフードカレーを作りました。芳しいタイの香り米に、市販のレッドカレーペーストを使い、エビやイカ、そしてメカジキを使って作ったカレーをかけていただきます。
ココナッツミルクの風味でまろやかな味わいだと思った次の瞬間、赤唐辛子の刺激的な辛みが、口中に広がります。「まろやか、辛い、でもやっぱり、まろやか、それにしても辛い」という不思議な連続技で攻められ、気づくと何とも気持ちのいい感覚に包まれていきます。 幸せです。