海を近くに感じることのできる音楽や書籍をご紹介。新しいものから古いものまで、いろいろと取りそろえてみます。
マリンウェアからマリンギア、ボートやヨットのパーツに至るまで、ほかでは読めないマリン用品を扱うマニアックなヤマハマン担当コラム。
海を感じる料理、ときどきドリンクにまつわるお話です。「大雑把」「手抜き」ご免のレシピ付き。
ヤマハ発動機が世界中の水辺で撮りためてきた写真でつくったオリジナル壁紙です。毎月、1枚ずつ更新していきます。
自然科学、人物、海の生き物、乗り物、文化と歴史、記録……。海にまつわるあらゆる事柄について取り上げるショートコラムです。
こんにちは。そして、はじめまして。ヤマハ発動機株式会社のnoteです。2003年6月に創刊し、18年間にわたって海のあるライフスタイルをテーマに配信を続け、多くの方にご愛読いただいてきたメールマガジン「Salty Life」から、「海の時間です。」と名を変えて、こちらのnoteに引っ越してきました。これから、これまで以上にたくさんの人たちと海のある生活の喜びを分かち合っていきたいと思っています。 わたしたちは「フネ」をつくっている会社です。わたしたちヤマハ発動機は、主にオー
カリブ海の地図を見ていると、「ピーターパン」のフック船長が、海の荒くれを率いて活躍したシーンが思い浮かびます。ウォルト・ディズニーの描く絶海の孤島。あくまでも青い空と海、白い砂浜、緑したたる椰子の葉。巨万の財宝を積んで沈んだ帆船、埋められた財宝と骸骨。ファンタジーに登場する海賊は、少年少女にとってどきどきするような魅力あふれる脇役でした。 すれっからしの大人になってもその余韻は残っていて、「海賊」とタイトルにある本にはつい手がでてしまいます。ましてや「女海賊大全」ときて
ウインドラス(windlass)とは、船舶用語で揚錨機を指す言葉です、と一般的には説明されています。揚錨機とはまた、古風なイメージの機械名ですが、なんとなく重々しくて、大航海時代なんかを想像してしまいそうです。 つまりはアンカーウインチなのだけれど、ウインドラスとアンカーウインチは、筆者の中では厳然とした線引きがあります。根拠薄弱な線引きですが、ロープを巻き上げるのがウインチで、チェーンを巻き上げるのがウインドラス、と解釈しています。 ウインチというと、ワイヤーロープを
船の世界と酒は妙に馴染みます。飲酒操船はしてはいけません。でも、実はほんの少し前までは、日本でもこれを取り締まる法律はありませんでした。 大航海時代には傷みやすい水の代わりにビールやラム酒が積み込まれていたという背景があります。また、壊血病の予防だったという本当かどうかわからぬ説もあります。さらに英国海軍では200年以上にわたり公式に船員に対して毎日、1/2パイント(284ml)のラム酒を配給していた時期がありました。実際のところ船乗りにとって、酒は水代わりだったのです。
パラオの中心地・コロールです。朝の静かなハーバーから沖に浮かぶ島々を目指します。波ひとつ無い水面に映る雲の模様を壊したくなくて、ゆっくりと静かに走らせると、その時にできる曳き波が、ますます美しい表情を水面に作りだしてくれます。好きな時間、好きな天気、大好きな海です。 ダウンロードはこちらから。
ヴィクトル・ユーゴーといえばまず思い浮かぶのが、『レ・ミゼラブル』。ロマン派の作家で、フランス近代詩の基礎を築いた詩人でもあります。 『レ・ミゼラブル』に次いで、亡命先の島で書かれた『海に働く人々』は、若い漁師の恋物語で、島の生活や海との闘いなどの現実描写がいかにもユーゴーらしく、緻密で迫力があります。 ユーゴーは1802年、ナポレオン軍の将軍を父に、王党派の娘を母に生まれました。そして1820年頃から詩、戯曲、小説を多作するようになります。その作風は母親の影響で王
カキ(牡蛎)の季節真っ盛り。西洋では「月の名にRのつかない時期にはカキを食べるな」といわれるようです。一般的にその時期(5~8月)は産卵期にあたって味が落ちること、そして痛みやすいことも理由かもしれません。いまでは年中食べられますが、やはりカキは季節感のある冬の食材なのです。 北はノルウェーから南はニュージーランドに至るまで、世界各地で養殖されていることからも、カキは多くの人々に愛されている貝であることがわかります。日本では17世紀に小林五郎左衛門なる人物が広島で地蒔き