Sea-Style「多彩なボーティングスタイルが楽しめる琵琶湖」【ヤマハマリンクラブ・シースタイル】
今回は琵琶湖を楽しむシースタイルをお届けします。
その形が楽器の琵琶に似ていることから名づけられたという琵琶湖ですが、この名前がついたのは江戸中期以降とのことで、それ以前は鳰海(におのうみ)や近淡海(ちかつおうみ)と呼ばれ、京都にも近いことから交通の要衝として栄え、湖族が水運を支配してきました。
戦国時代には湖の周囲に数々の城があり、現在でも城跡は1300あるそうですが、これは肥沃な土地の支配を求めて、多くの戦が起きていたことを伝えるものです。比叡山の延暦寺や日吉大社、京都疎水、あの「急がば回れ」の語源として知られる瀬田川の唐橋など、故きを温ねる歴史散策にはうってつけの湖畔です。
この広大な琵琶湖を楽しみたいなら、ぜひシースタイルのクラブ艇で1日分の時間を確保しましょう。滋賀県の6分の1の面積を占める湖上には、琵琶湖大橋や白鬚神社の鳥居、竹生島、多景島、浮御堂など、湖の北と南に分かれて、さまざまなスポットが点在します。
アイランドクルージングでタイムトラベル
今回はヤマハマリーナ琵琶湖からボートを走らせて湖の北にある水上鳥居が有名な白鬚神社へ向かいました。ここは全国にある白鬚神社の総本社であり、創建は2000余年前という歴史のある神社で、近江の厳島神社とも呼ばれています。
この水中鳥居は個人の寄進で建てられたそうですが、当時は水中ではなく年月を重ね琵琶湖の水位が上昇したことにより、現在の水中鳥居となったそう。白鬚神社とその裏山にあたる「白鬚神社古墳群」をしばらく眺めて、次のクルージングスポットにある「沖の白石」へと向かいました。
北湖の真ん中に位置する「沖の白石」は大きい岩と小さな岩3つが並ぶ場所。琵琶湖に数多く存在するパワースポットの中でも、名前では知られているものの、船でしか来られない場所にあるため、知る人ぞ知るという場所です。この岩(大岩)の高さは一番高い場所が14メートルほど。ちなみに水深が約80メートルなので、全体の大きさとしては100メートル近い石柱になり、霊験を感じさせる神秘的な場所としても紹介されています。また、見る角度によっては4つの岩が二つになったり、時間帯によっては白くなって見えたりと、この岩を称える、さまざまな言い伝えが残されているのです。
みんなが笑顔になる琵琶湖の水上時間
沖の白石を眺めた後に湖の中でも唯一の有人島である沖島に上陸して、ゆっくり過ごしてからマリーナへ戻りました。午前中に出港してから食事を取り、島を巡ると帰港はちょうど夕方。その大きさに圧倒される琵琶湖で、ボートで4島だけを巡ってみても、時の流れと歴史の奥深さを垣間見ることができます。
琵琶湖は湖なのでうねりがなく、風が吹かなければフラットな水面でのボーティングを思う存分に味わうことができます。ランチボックスを携えて、今回のような島巡りクルージングだけでも十分にリフレッシュができますし、もちろん夏にはトーイングを楽しんだりと、さまざまな遊び方ができるのが琵琶湖の魅力です。シースタイルのホームマリーナも5カ所ありますので、ぜひ訪れて水上時間をお楽しみください。
YAMAHA Marine Club Sea-Style とは
ヤマハ発動機が全国各地のマリーナ約140カ所で展開する会員制マリンクラブ。選べるマリーナ、選べるボート、選べる遊びをコンセプトに、手軽にマリンレジャーを楽しむことができます。
https://sea-style.yamaha-motor.co.jp/