Sea-Style 「魚の庭でボートフィッシング三昧(大阪湾・フィッシングチャーター)」【ヤマハマリンクラブ・シースタイル】
都会の景色を背にボートを走らせて魚影を追う。西は明石海峡から南は紀淡海峡まで。大阪湾は魚たちと戯れるには楽しくもあり、また気難しくもあり、といったボートフィッシングのいろはを学べる環境が整っています。
オーダーメイドがフィッシングチャーターの魅力
古来よりさまざまな魚がいて、魚の庭と呼ばれてきたという大阪湾。その言葉が転じて「なにわ(魚庭)」という言葉が生まれた説があるほど、人と海と魚は身近な存在だったようです。
この大阪湾を中心とするエリアにはシースタイルのホームマリーが10カ所ほどありますが、このうちフィッシングチャーターのプランを受け付けているのは、「マリンインフォメーション」イオンモール神戸南とクリエイションマリーナ、いずみさの関空マリーナの3カ所。いずれもフィッシングインストラクターが会員の経験やスタイル、さらにその時期の対象魚に合わせたプランを作成してくれるので、オーダーメイドのフィッシングプランが体験できます。
大阪湾のボートフィッシングは明石海峡のエリアと友ヶ島周辺のエリアが2大ポイントとして有名で、この他に、横瀬や神戸空港周辺、淀川や木津川などの河口、南側では関空周辺などのポイントが点在しています。このエリアは魚の庭、茅渟(ちぬ)の海と言われるだけに、一年を通じて釣果に恵まれ、水温上昇と共に魚たちが活性化する5月から11月末ぐらいまでがシーズン。ポピュラーな対象魚としてはタイ、ブリ系、サワラ、キスやアジ、サバ、カサゴ(ガシラ)、マダコにアオリイカなどが挙げられます。また大阪湾はコマセ(撒き餌)が禁止されているので、ジグや鯛ラバなどのルアーやノマセ釣り(泳がせ釣り)、サビキ釣りが一般的です。
フィッシングチャーターの場合はインストラクターが事前の打ち合わせと直近の釣果情報を元に、参加者のレベルを優先したポイントを選び、ボートフィッシングの妙をインストラクターがその場で解説してくれるので、ひとりで迷いながら釣りをするよりもあっという間に、ボートフィッシングのセオリーを手に入れ、純粋にボートフィッシングを学び、楽しめる時間を過ごすことができます。
ボートフィッシングで広がる海の世界
ボートフィッシングに必要な道具は、最初であればマリーナが用意しているレンタルで十分。高価なロッドやリールは後々に取っておいて、レンタルを積極的に活用しましょう。極論ですが、魚に巡り会うことができなければ、いくら良い道具を揃えても釣果には恵まれません。最初は、それよりもちょっとリッチなお弁当や船上を快適に過ごすウェアやアイテムなどを揃えて出かけた方が楽しい時間をすごすことができます。
もちろん道具から入るのであれば、最新のタックルを揃えた方が気持ちは高ぶり、俄然やる気が増すと言うスタイルも大いにありです。大切なのは魚の居るところで釣りをすること。そして食い気のあるときに釣りをしていること。この二つが揃っていれば、魚と出会える確率はぐんと上がります。
釣りはハードルが高いと思っている方、ぜひ今シーズンのメニューとしてチャレンジしてみてはいかがでしょうか。水深や潮流の変化などボートフィッシングを通じて海の知識はぐっと広がることは間違いないでしょう。魚たちとの駆け引きを通して、新しい海の世界を覗いてみてはいかがでしょうか。
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