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Sea-Style「高原の湖で楽しむ水上のひととき」【ヤマハマリンクラブ・シースタイル】

今回は福島県・猪苗代湖のシースタイルをお届けします。

広大な湖に歴史あり

 猪苗代湖の印象と言えば透明度抜群の水色と爽やかな空気、そして季節毎に変化する周囲の景色でしょうか。孤高にそびえる磐梯山を眺めながら、ボートフィッシングを楽しむ。フラットウォーターで仲間と一緒にトーイングで盛り上がる。ソロでウェーブランナーを走らせるのも、この湖では絵になるシーンです。

  猪苗代湖のシースタイルは湖の北側に位置する猪苗代ビーチサイドマリーナが拠点となります。この猪苗代湖は、湖の西側から南側に掛けてビーチが隣接する賑やかなエリア、反対の東側は入り江や浜も少なく、釣りやトーイング以外にボートを見かけることはないエリアです。特に注意する場所と言えば湖の唯一の島である翁島周辺で、暗岩が多いため航行するにはしっかりレクチャーを受けてからの方がいいでしょう。
 ちなみにこの翁島にはさまざまな伝説が残されていますが、そのひとつに弘法大師のものがあります。『ある貧しい僧侶が夏の盛りに翁島を訪れ水を求めたが、その身なりからどの家からも断られてしまい、最後に尋ねた、おきなという娘だけは快く水を与えた。その数日後に大地震が起こり、地面が沈没して水が溢れて湖になったが、おきなの家だけは残ったそう。この時の貧しい僧侶は弘法大師であり、おきなの家があった場所は翁島と名付けられた』といったもの。また、単純におきなという老夫婦が住んでいた場所といった説もあり、まさに地名に歴史ありといった場所です。こうした湖の歴史を辿りながらボートを走らせるだけでも湖1周が約1時間、途中でアンカリングして軽食を挟めば優に3時間はかかる大きな湖です。

予定を詰め込まずに楽しむ水上時間

シーズンを通じてボートフィッシングが楽しめる。
バスやイワナ、ニジマス、ウグイなど湖ならではの釣果が待っている。

 猪苗代湖の遊び方は極めてシンプルで、フィッシングであれば対象魚のいるエリアへ。トーイングであれば風の影響を受けないフラットな海面がある場所へ。ランチクルージングであれば、入り江の多い西側の湖面へ、といった選択になります。
 猪苗代ビーチサイドマリーナは、それぞれの遊びにもスタッフが精通しているので、初めての遊びでも気兼ねなく挑戦できます。
 今回は撮影で湖を巡りましたが、ロケーション的にもベストなのがマリーナ前(湖北側)という意見で一致でした。背景にある磐梯山と観光地としての水辺の賑わい、マリーナからの移動距離。トーイングであれば絶好の場所ですが、ハイシーズンには船舶の往来も賑やかになるので注意が必要です。また湖の西側もトーイングスポーツやアンカリングで楽しむボートが多いエリアになりますので、他船が多い場合は十分に注意が必要になります。

風向きによってゲレンデがチョイスできる猪苗代湖は絶好のトーイングパラダイス

極上のリラックスタイムへ

 猪苗代ビーチサイドマリーナの魅力は湖でのボーティングに加えて、マリーナで過ごす時間にあります。夏のハイシーズンであれば、シースタイルに入っている友人や知人と一緒にボートとウェーブランナーを利用しながら、マリーナでバーベキューを楽しむようなプランでの利用も可能とのこと。Tボーンステーキやリブアイ、トルネードソーセージにピザなど、仲間と楽しむには最高のメニューが揃っています。できることならビーチが混雑する週末よりも長閑な湖の時間が味わえる平日の方が遊びの選択肢も増え、リゾートボーティングを味わうことができます。

アフターボーディングはテラスでバーベキュー。マリーナでも極上の時間を過ごすことができる
(テラスのご利用は事前にお問い合わせください)

 磐梯山を見ながらのクルージング。猪苗代湖を眺めながらのマリーナタイム。地域の人々には磐梯山を始め周囲の四季折々の移ろいを湖面に映すことから「天鏡湖」とも呼ばれているという猪苗代湖。高原の爽やかな空気の中で、シースタイルの一日を楽しんでみてはいかがでしょうか。

レンタルボートはマリンクラブ・シースタイル | ヤマハ発動機 (yamaha-motor.co.jp)


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