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海岸でローション相撲をしたらプチバズった話【海での時間 - vol.4】

「#海での時間」のコンテスト開催にあたって、

ヤマハ発動機社員も、みなさんと海での時間を分かち合いたい!

ということで、「ヤマハ発動機社員がつづる#海での時間」と題し、社員のリレー投稿を実施しています。

第4回は、マリン製品の営業経験が長い、入社8年目の男性社員Nさんです。

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大学時代、横浜の大学に進学した僕は、バイクを買って友人と色々なところに出掛けていた。

大学には地方から進学してきた人も多く、せっかくなので湘南鎌倉の海岸に遊びに行こうという話になった。
しかしただ行くだけでは面白くない。時期は12月だったので海水浴場も開いていない。だけど海を満喫したい。そこで僕らは考えた。

砂浜でローション相撲をしよう。


一見、バラエティー番組の見過ぎかと思うようなバカげた提案だが、よく考えるととても合理的な遊びだ。波打ち際でローション相撲をすればすぐに海で洗い流せるし、何より面白い。

当時まだインスタ映え的な言葉は無かったしYoutuberと呼ばれる人たちもいなかった時代だけど、動画にしたら面白い自信はあった。とにかく、得体の知れない何かが僕たちを突き動かしていた。

既にこの話に興味を失った人もいるだろうが、ためになる話もあるので、どうか最後まで読んで欲しい。

思い立ったが吉日、ドンキのR18コーナーで水で薄めるタイプのローションと、土俵となるブルーシートを購入し、我々は鎌倉・由比ヶ浜へと向かった。

12月にしては気温も高く、この時期としては珍しく無風の日であった。
天も我らの味方である。

早速海岸に到着したのだが、しかしここで大きな問題が発生した。
このことはぜひ皆様も知っていて欲しいのだが、

ローションは海水で溶かすと粘りを失うのである。


正確には海水の塩分が化学反応を起こすのだろうが、ぷるぷるのゼリーのような物体に変化してしまうのである。
しかしもう後には引けない。1時間かけて鎌倉まで来た上に12月の寒空の下既に海パン一丁である。
結局近くのコンビニに駆け込み、キンッキンに冷えたミネラルウォーターでローションを作ることになった。
とにかく寒い。くそ寒い。でも心は熱く燃えていた。

ここでお役立ち情報。
ローション相撲に勝利するための3箇条。

その①、スピードよりパワー。どっしり構えるべし。
足元がローションで滑るので動き回るのは得策ではない。しっかりと腰を落として相手を待ち構えよう。

その②、ぶつかるときは正面から、自分の力を余すことなく相手にぶつけるべし。
立ち合いの角度がずれてしまうとローションで滑ってそのまま受け流されてしまう。

その③、相手の上半身を狙うべし。スリップを誘発するために高い位置から揺さぶって相手のバランスを崩そう。

この3つを守れば、もしローション相撲をすることがあっても勝利間違い無しだ。

必勝法を編み出したのは良いのだが、寒くて合間に海に飛び込む(海水の方が暖かい)と、身体に付着した海水により、せっかく作ったローションが再びぷるぷるのゼリーと化して、用意したローションは開始15分で全て消え失せてしまった。

そんなことをしていたら沿道にはちょっとした人だかりができてしまい(歩道から砂浜が近い)、通行人のツイートがプチバズっていたらしい。
見世物じゃねえぞ!(ありがとうございます)

その後ヤマハ発動機に入社して、マリンの営業としてこれまた濃い~エピソードはたくさんあるのだけれど、それはまた次の機会に紹介したいと思う。ハートがたくさん付いたらまた考えようかな。

(NU)

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