「親子丼」とともに本格始動したセーリングチーム! 【We are Sailing!】
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「親子丼」とともに本格始動したセーリングチーム! 【We are Sailing!】

 皆さま、はじめまして。ヤマハセーリングチーム・広報担当スタッフのMです。この「We are Sailing!」では、チームの活動とセーリングの魅力、ヨットレースの楽しさや奥深さなど、セーリングとチームにまつわる様々な話題を毎月提供していきます。初回となる今回は、プロローグとして、ヤマハセーリングチームの活動について、そして近況についてご紹介します。


470級が男女混合種目として生まれ変わります


 セールに風を受け、ボートを操り、マーク(目印)が設置された海上、時に湖上のコースを周回しながら順位を競うヨットレース(セーリング競技)。今夏、神奈川県藤沢市の江の島ヨットハーバー沖で開催された、そのセーリング競技・全10種目の中で、入賞を果たすことができたのは、470級(全長4.7mの二人乗りヨット=ヨンナナマルキュウ)という種目(男子、女子共に7位)だけでした。
 過去の大会でもアトランタ大会(1996年)で女子の重由美子選手/木下アリーシア選手が銀メダル、アテネ大会(2004年)で男子の関一人選手/轟賢二朗選手が銅メダルを獲得するなど、日本人の体格に適するとされる470級は、日本が世界と互角以上に渡り合える種目として、日本国内の競技人口も突出して多いクラスなのです。


 この日本期待の470級は、次回パリ大会(2024年)から出場要件が大きく変更されます。2020年大会までは、男子と女子の2種目がそれぞれ開催されていたのですが、2024年大会からは男女混合の1種目に変更されます。つまり、男子一人+女子一人の編成でしかエントリーできないことになりました。ポジション(舵を持ちメインのセールをコントロールするヘルムスマン(スキッパー)/ボートのバランスをとりながら前部のセール操作などを行うクルー)については、男女のどちらが担当してもいいことになっています。

 東京大会を目指して男子2チーム、女子1チームという編成で活動していたヤマハセーリングチームは、代表最終選考の後にチームを再編。男子チームのエースとして活動していた髙山大智はチームに残留し、今春、法政大学を卒業した盛田冬華を新クルーとして迎え入れ、パリ大会から採用される男女混合470級のチームを結成。2020年の秋から既に活動を開始しています。

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 9月の時点で、男女混合ペアとして正式に活動を表明しているのは、この髙山/盛田のみ。昨年の全日本470級選手権では(男女の区別なしの総合順位で)4位に入るなど、着実に力を蓄えつつあります。
 YAMAHA Saling Team 'Revs'が結成された当初(2016年)、日本大学の学生だった髙山も、今はヤマハ発動機マリン事業部に所属するヤマハマンで、横浜の事業所で社業に勤しみつつ、大会スケジュールに合わせながら葉山のマリーナをベースに練習をこなしています。

初めての新艇。その名は “OYAKODON”

 現在、髙山と盛田が使用している470級はヤマハの設計チームが2020年大会を照準に新たにデザインした「YAMAHA 470 CPH」という最新モデルです。このモデルは世界のセーラーにも供給され、国内でも販売されています。新チームにとっては、専用の艤装を施した初めての新艇です。髙山が前回のキャンペーンで乗った艇でチューニングを繰り返し、より戦闘力が高まっていますが、2024年の檜舞台に向けて、選手と開発スタッフが連携しながら、引き続きブラッシュアップしていくことになります。
 このボートについて髙山は、「とても乗りやすい艇に仕上がっていると思います。これから色々なコンディションで乗り込んでいくことで、これから本当の特性を掴んでいくことになります」と手応えを感じているようです。

 ボートのトランサム(艇体の最後部)にはマジックで無造作に“OYAKODON”と書かれています。
 「親子丼はこのフネの名前です」と、盛田が照れくさそうに教えてくれました。髙山が言うには「練習前の昼食に、盛田がコンビニの親子丼ばかり食べてるんですよ。で、この名前をつけてみました」とのこと。

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 親子丼とおなじぐらい、このボートのことも好きになって欲しいという、先輩としての願いなのでしょうか。これから世界のトップを目指すチームとは思えない、我々おじさん達にとっては理解しがたい、見事な脱力系ネーミング。でも、世界のトップを目指すチームだからこそ、これくらいの脱力、もとい、自由な発想と和気あいあいのムードが必要なのかもしれません。
 髙山も盛田も、世界大会で優勝した暁には、「親子丼」がいかに美味しい食べ物か、世界のメディアを通して全力で発信していく所存です。

●Photo by Kazuhisa MATSUMOTO

ヤマハボート



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カレイ?ヒラメ?どちらでしょう? 左を向いているのがヒラメです。
ヤマハ発動機の公式アカウントです。 「海やフネの近くで人生を楽しみたい、日常生活に海の香りと風を吹かせたい」という皆さまに、ほんのり潮気が漂う読み物や写真をお届けします。 18年間、海を愛する人達にお届けしてきたメールマガジン「Salty life」から引っ越してきました。