海に棚引く鯉のぼりへの願い 【Tadamiの絵日記(風)】
鯉のぼり。もともとは江戸時代に武家ではじまった端午の節句の風習です。人々は男児の健康な成長を願いました。ひな人形が女児のためのものであるのと同じように、鯉のぼりは男の子のためのものです。それでも時代は変わり、端午の節句は、男女の区別のない5月5日の「子どもの日」となりました。まもなくです。世界中の子どもたちの健やかな成長と幸福を願い、この日はボートやヨットに鯉のぼりを飾って走る、そんなやさしい習慣が一般的になったら愉快だろうなあ。
Tadami(タダミ)
専門誌「KAZI」「ボート倶楽部」、ヤマハ「キャプテンズワールド」、米国の「SAIL」などでヨット、ボート、海の世界を描き続けるイラストレーター。ボートやヨットの試乗レポートでも活躍。おそらく日本最多種類(230種類以上)のボートを試乗テストしてきた。