お祭り気分で秋の味覚を焼きました。 【Tadamiの絵日記(風)】
このコーナーでサンマを描くのは二度目です。やはり秋はサンマです。
サンマはご存知のように漢字で「秋刀魚」と書きます。刀のように銀色に光り、細長い形からその字が使われたというのはよくわかります。実は、他にもいくつか漢字があって、その一つが「さかなへん」に「まつり」の漢字を組み合わせた「鰶」です。
「鰶」は「コノシロ」を指すのが普通ですが、江戸時代の一時期に、サンマが登場すると魚河岸がお祭り騒ぎになったことから、この字が使われていたそうです。
サンマが安かった頃は、発砲にどっさり買い込んで、海辺で食べ放題のサンマパーティなんてお祭り騒ぎも楽しかったのですが、今はそんな大判振る舞いもなかなかできません。それでも、サンマを七輪で焼いているとなんとなくお祭り気分になります。秋の海辺の楽しみの一つです。
そうそう、サンマを狙ってやってくるトンビにはご注意を。
Illustration by Tadami