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乗り物酔いをツボで乗り切る! 【海の道具】

 酒とおのれ以外に酔ったことはない!と言い切る我が身(筆者)としては、乗り物酔いの苦しさとは無縁だと思っていました。ところが先日の釣行でボートに乗り、デッキに腰掛け、絡まった釣り糸をほぐし続けているうちに、何だか目が回り始めて胸がむかむかしてきました。むむっ、これが世にいう船酔いというやつか? と思った辺りで、幸いにも船がマリーナに着いたので事なきを得ました。あと少し走り続けていたら、きっと船べりにしがみついて、胃からコマセを撒いていたに違いありません。
 前日の深夜に及ぶ鯨飲と朝のおにぎりの早食いもいけなかったのかもしれません。船酔いには寝不足と消化の悪いものを胃に入れることが禁物といわれています。むべなるかな。

 乗り物酔いの原因は平衡感覚の情報が過剰になり、自律神経が異常を示して発症するのだそうです。経験を積むことで慣れることもあるといいますが、そもそも苦しい思いを繰り返すなんて御免こうむりたい。読者の諸兄諸姉の中にも、憎き船酔いに爽快なボートライフを拒まれていらっしゃる方々もいることでしょう。

 そこで「海の道具」として、ちょっと耳寄りな情報をご提供します。
 乗り物酔いに効くツボは主に手にあるそうですが、その中に内関(ないかん)というツボがあります。手のひらを上に向けて手首から指2本分下の真ん中にあるツボです。ここを抑え込むと乗り物酔いが沈静するというのです。そしてそのツボをそっと、しかも確実に刺激できるリストバンドがあります。開発したのは深場釣り用の電動リールメーカーなのですが、これも顧客サービスの一環でしょうか。

 それはさておき、この製品、医療機器として申請し、届出番号も受理しているそうです。乗り物酔いだけではなく、妊娠初期のつわりにも効果があるらしい。ただし二日酔いには効かないらしいから、やはり乗船前日の深酒は避けるべし、ですね。


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