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葉っぱが少ないサラダの謎。 【船厨- レシピ】

 サラダといえば、レタスやキュウリやキャベツ、いいところでトマトといった、生野菜にマヨネーズをにょろにょろとかけたものしか知らなかった昭和中期の少年は、大人になって「現代サラダ」に出会い、戸惑うのです。

 海外でのロケなどで、お昼休みにスタッフと共に海辺のカフェでランチをとるなどという、なかなかカッコいいことをやってのけている筆者ですが、オーダーするのはたいていバーガーとかステーキとか、とにかく肉です。
 ところがオシャレなモデルさんたちは、サラダをオーダーすることが多いのです。サラダだけ食べるのです。で、そのサラダがけっこうボリューミーです。しかも、なぜか肉やら魚介なんやらが主力で、葉っぱの類いは、申し訳程度に混ざっているといったものです。そして、オシャレなモデルさんたちときたら、きまってこれを食べ残します。ほとんど残します。たしかにこの量を一人で食べたら、ヘルシーどころではないような気がします。

 それにしても、どうしてこれがサラダなんだ。そこで、サラダは栄養バランスを保つためにのみ、無理矢理食べさせられる存在であり、積極的に喜んで食べた記憶がない筆者は思うのです。そもそもサラダとはなんぞや、と。
 百科事典で「サラダ」を調べました。

西洋料理の一種。英語はsalad,フランス語ではsalade。生野菜を塩,酢,油などで調味したものを基本とするが,ゆでた野菜や卵,あるいはチーズ,肉,魚,果物など材料に制限はなく,材料とドレッシング(調味用ソース)の組合せで種類は多い。

日本大百科全書

 前半は筆者の認識で間違いないようでしたが、後半部は結局、「サラダとは何か」という問いに対して、を深めるだけでした。
 こうして「材料に制限無し」のお墨付きを得ているサラダは、さまざまなスタイルがはびこることになったようです。

 西洋のカフェでモデルさんたちがオーダーしていた、メインディッシュのようなサラダは、どうやら「パワーサラダ」と呼ばれる類いのものらしく、日本でも2010年代にはとっくに登場しており、今もそれなりに流行っているそうです。言われてみれば、コンビニなどでも見かけますね。外国のカフェで知ったそのサラダとはとにかく大きさが違うので、忘れていました。

 頭の中が「?」マークだらけのまま、パワーサラダを作ってみようと思いました。ここはシーフードのコーナーですから、主役は肉類ではなく魚介です。サーモンとホタテは生で、イカ、エビはボイルにして、好物のアボカドを軸に盛り付けました。
 うん、やたらと美味い。和風ドレッシングにも相性がいいです。もしかしたらサラダというのは、ドレッシングをかける食べ物のことを言うのかも。

 ナウでヤングな筆者の娘が、出来上がったこのサラダを見つけて言いました。
 「パパ、“コブサラダ”つくったの?」
 「え、なに、それ?」
 サラダの混迷はまだまだ続きます。

シーフードパワーサラダ
■材料(5〜6人分)
エビ6尾、イカ2杯、ホタテ刺身1パック、サーモン1パック、レタス2枚、サニーレタス2枚、アボカド2個、ミニトマト6〜8個、ブラックオリーブ(輪切り)適宜、ドレッシング(好みで)、塩小さじ2
■作り方
1)エビは皮をむいて背わたを取り、塩小さじ1を入れ、沸騰した湯でさっと茹で、一口大に切る
2)イカははらわたを取り、皮をむいて1cmくらいの輪切りにし、塩小さじ1を入れ、沸騰した湯でさっと茹でる
3)アボカドは皮をむき、種を取って一口大に切る
4)皿にレタス、サニーレタスを敷き、他の材料を彩り良く盛り付ける


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