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Sea-Style「那の津へ〜博多湾クルージングを楽しむ〜」【ヤマハマリンクラブ・シースタイル】

今回は福岡県・博多湾のシースタイルをご紹介します。

デイクルージングがベストの博多湾

 福岡の海の玄関口である博多湾は、都会の景観が広がる一方で、湾口には玄界島や机島、宮浦など、豊かな自然の景色も楽しめるゲレンデです。
 博多は「海域・土地博く、人・物産が多し」を由来とする九州最大の街。海と山の食材が豊富で、人情に溢れていると言われれば、頷く人も多いのではないでしょうか。

博多港を中心に湾奥はアーバンクルーズが楽しめる

 今回訪れた博多湾は東西が約20キロ、南北に約10キロという大きさ。シースタイルのボートを利用すれば、3時間でも十分に周遊クルージングが楽しめる場所です。シースタイルが利用できるマリーナは、福岡マリーナ、海の中道・マリーナ&テニス、マリノア(西福岡マリーナ)の3カ所がありますが、今回はマリノアでボートをレンタルして、博多湾を反時計回りに巡りました。
 西福岡マリーナのすぐに隣は姪浜、そしてその隣には百道浜と続き博多のシンボルとなったPayPayドームが隣接しています。この辺り一帯はシーサイドももち地区と呼ばれ、1989年のアジア太平洋博覧会のために埋め立てられた場所で、当時は全国でも最先端のベイエリアとして注目されました。
 ちなみにこのシーサイドももちのある早良区は、あの長谷川町子さんの漫画「サザエさん」が誕生したと言われる場所で、区内にはサザエさん通りがあり、その由来を伝えています。波平さんの釣りも、この博多湾が舞台になっているかもしれません。PayPayドームは海から見ても抜群の存在感です。

会場から眺めてもPayPayドームの存在感は抜群


アーバンクルーズからプライベートビーチまで

 PayPayドームを過ぎてポートタワーを目指して進むと、那ノ津と呼ばれた博多港が見えてきます。博多港は韓国の釜山や済州島、中国・上海からの大型旅客船の接岸も多く、コロナ禍以前は外国航路乗降人員数で国内最多を記録している港です。今も昔も大陸との玄関口となっていることは、時代と共に変遷する日本においては貴重な存在と言えるでしょう。
 この博多港を抜けると、あとは箱崎ふ頭等の工業地域を抜けて、香椎浜、海の中道、といったウェイクボードに人気のエリアが続き、金印の発見で有名な志賀島に至ります。この志賀島と糸島半島の西浦崎までを結んだラインが博多湾内のシースタイル航行エリアです。
 ちなみにこの取材時にも、この付近を航行する多くのプレジャーボートが海上保安庁や警察に免許の確認を求められていました。国境にも近く、不審船への対応を積極的に行っているそうなので、航行には十分に注意してください。

実はボートフィッシングも盛んな博多湾。季節によってさまざまな魚の顔が見られるという


 こうしてぐるっと巡ってみると、いろいろなロケーションが揃っているのが博多湾の魅力であることがわかります。湾口近くの宮浦にはプライベートビーチもあり、夏にはバーベキューを楽しむグループが多いそう。また海の中道マリーナより東側は、湾内でも有数のウェイクボードゲレンデで、一年を通じて楽しめるとのこと。さらに博多湾の中央に位置する能古島に係留して、海の幸を堪能するのもシースタイルならではのクルージングの楽しみです。
 博多湾は3時間でも十分、1日であれば複数のマリンプレイに挑戦して充実した時間を過ごせるでしょう。そして福岡といえば、中州や天神に代表されるアフターボーティングのスポットにも困らないエリア。ぜひ海とその幸を堪能して、シースタイルライフのログに付け加えてみてはいかがでしょうか。

湾内にはプライベートビーチもあるので、夏はアンカリングで海水浴というプランも可能

レンタルボートはマリンクラブ・シースタイル | ヤマハ発動機 (yamaha-motor.co.jp)


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