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いざという時のため、輪投げで遊んでみませんか? 【海の道具】

 マリンをイメージさせるアイコンで、まず筆頭に上がるのは、なんといってもアンカー(錨)でしょうか。次いで握り棒の着いたラット。その先は波だったりヨットだったりとドングリの背比べですが、そんなドングリの一つに、救命浮環があります。
 救命浮環という言い方はちょっと専門的すぎるでしょうか。一般的には「浮き輪」かな? ドーナツ状のリングが本体で、その外側にロープが取り付けられています。そのロープは専門用語(?)で掴み綱といいいます。
 船に積む救命浮環はたいていは赤に近いオレンジ色をしていますが、これは視認性で規定があるようです。そして夜間の視認性のために反射テープが貼られています。

 リングの大きさは、これにも規定があって、その救命浮環がどこに設置されるかによって異なります。多くは空洞の硬質プラスチック製か、浮力体に丈夫なナイロン布を巻いたものでできていて、さして重くはありません。

 ある程度の長さのロープが備えられているものもあります。これは救助者に向けて本体を投げて使用するためのもの。投げ輪の要領です。
 でも、実際、落水者を見つけて救命浮環をうまく投げられるでしょうか。フリスビーのように、体の内側から前に投げるのか、はたまたサイドスローピッチャーのように、横手投げがいいのか。

 こういった救急用アイテムは救命浮環に限らず、平時に一度、練習をしておいた方がいいのではないでしょうか。信号紅炎のように目立つものはやたらと使うわけにもいきませんが、救命浮環の投げ飛ばしなら、人気のない岸壁辺りでもできます。何なら大海原に出たついでに一投げしてみてはいかがでしょう。
 わりと楽しそうだし、意外といいストレス発散になったりして。 


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