表層の回遊魚を果敢に追う、ジャンボ曳き縄漁 【ニッポンの魚獲り】
沖縄本島の南東部に位置する中城湾の、さらにその東方沖合にはパヤオと呼ばれる浮魚礁が設置されています。このパヤオ周辺で盛んに行われているのがジャンボ曳き縄漁。主に40〜50キロクラスのマグロ類(主にキハダ)を漁獲します。知念漁業協同組合の内間紹文さんの操業に同行しました。
沖縄周辺で漁獲の長期安定化を目的にパヤオが設置されだしたのは昭和50年(1975年)頃から。パヤオを設置することでこの浮魚礁を中心とした新たな生態系が生まれます。ジャンボ曳き縄漁は、ほぼ同じ頃、パヤオに