限られた漁業に従事する責任と誇り〜駿河湾のサクラエビ漁 【ニッポンの魚獲り】
背筋に浮かぶほのかな桜色と独特の香りを特徴とし、食材として日本で人気のあるサクラエビ。ここ駿河湾の他に、東京湾や相模湾にも生息するものの、日本では静岡県だけが操業を許可されており、現在、流通している国産サクラエビは、その全てが「駿河湾産」となっています。
許可を受けて操業しているのは由比、蒲原、大井川の各漁港を基地とする60カ統(60組)、120隻。漁期は、3月末から6月初旬の「春漁」、10月末から12月末までの「秋漁」に分かれており、年間のうち操業できるのはおよそ4ヶ月