マガジンのカバー画像

海の道具

68
マリンウェアからマリンギア、ボートやヨットのパーツに至るまで、ほかでは読めないマリン用品を扱うマニアックなヤマハマン担当コラム。
運営しているクリエイター

記事一覧

強い絆で結ばれ生まれたボートの素材 【海の道具】

 小型ボートのハル(艇体)の素材として、最もポピュラーなのはFRPでしょう。日本語で言えば…

船に無くてはならない如意棒。 【海の道具】

 誰しも孫悟空が駆使する如意棒と筋斗雲に憧れた経験があるんじゃないでしょうか。言わずもが…

水も漏らさぬタフな奴、その名はハッチ。 【海の道具】

 「ハッチ」は日本語では“艙口”というほぼ船専用の漢字があてられます。“そうこう”とか“…

代わりのきかない存在〜ウインチハンドル 【海の道具】

 特殊なマリンアクセサリーの話で申し訳ない、と、あらかじめお断りしておきます。今回はウイ…

バッテリーの食堂〜バッテリーチャージャー 【海の道具】

 バッテリーチャージャーを常備している一般家庭って、世の中にどれぐらいあるでしょうか。そ…

いつになったら出番はやってくるのだろうか。 【海の道具】

 ビッグゲーム(カジキなどの大魚)フィッシングを楽しむボートに乗り込むと、片隅に少年野球…

フネで使う落下傘- シーアンカー 【海の道具】

 手元にある辞典には、シーアンカーとは、「荒天で航行が困難になった船舶が横波を避けて漂泊するため、船首から海中に投じる帆布製の凧のような船具」とあります。  なにやら薄ら寒い状況を頭に描いてしまうところですが、実際に今、日本近海でシーアンカーを積んで、使っている船は沢山あるはずです。でも、どの船も決して切羽詰った状況とは程遠く、暢気に釣り糸を垂れている場合がほとんどだと思われます。  なぜか。それは、シーアンカーの特性をボートフィッシングに活かしているからです。  

滑らないようで滑る話 【海の道具】

 果たしてどれくらいの人が、なぜデッキシューズがデッキシューズと呼ばれているかを知ってい…

乗り物酔いをツボで乗り切る! 【海の道具】

 酒とおのれ以外に酔ったことはない!と言い切る我が身(筆者)としては、乗り物酔いの苦しさ…

偏光はいいけど、偏見はだめですよ。 【海の道具】

 海の上では、サングラスはなくてはならないアイテムの一つです。ファッション的な意味合いよ…

日陰者のひとりごと「オーニング」 【海の道具】

 大型クルーザーなら乗船者全員が船内に入って寛げるだけのスペースが確保されているだろうけ…

何でも受け入れてくれる寛大な竿立て。 【海の道具】

 釣竿という物、当たり前のようにボートに持ち込まれる製品ではありますが、実は相性はそれほ…

休みなく働いてくれる陰の功労者 【海の道具】

 ボートにおいてポンプはとても馴染みあるマシンです。デッキを洗うために海水をくみ上げて散…

レスキューリング。ボートでも使えたらいいのにな。 【海の道具】

 レスキュースリングは和訳すると「救助用吊りベルト」のことで、つまりは、船外に落ちた人を吊り上げて船内に救助するためのもの。  構造は単純で、浮力のある緩衝材を丈夫な布地で巻き、これを“コ”の字型に繋ぎ合わせ、両端にロープを付けたものです。  水害時に、屋根に取り残された人を、ヘリコプターで吊り上げて救助する際、救助される人の脇から背中に回して使っているのを目にしたことはありませんか?  マリンでは主にヨットで使うのですが、素晴らしいのは、ブーム(セールの下部を支える棒材)