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海の道具

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マリンウェアからマリンギア、ボートやヨットのパーツに至るまで、ほかでは読めないマリン用品を扱うマニアックなヤマハマン担当コラム。
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#ヤマハ発動機

水も漏らさぬタフな奴、その名はハッチ。 【海の道具】

 「ハッチ」は日本語では“艙口”というほぼ船専用の漢字があてられます。“そうこう”とか“…

代わりのきかない存在〜ウインチハンドル 【海の道具】

 特殊なマリンアクセサリーの話で申し訳ない、と、あらかじめお断りしておきます。今回はウイ…

バッテリーの食堂〜バッテリーチャージャー 【海の道具】

 バッテリーチャージャーを常備している一般家庭って、世の中にどれぐらいあるでしょうか。そ…

いつになったら出番はやってくるのだろうか。 【海の道具】

 ビッグゲーム(カジキなどの大魚)フィッシングを楽しむボートに乗り込むと、片隅に少年野球…

フネで使う落下傘- シーアンカー 【海の道具】

 手元にある辞典には、シーアンカーとは、「荒天で航行が困難になった船舶が横波を避けて漂泊…

滑らないようで滑る話 【海の道具】

 果たしてどれくらいの人が、なぜデッキシューズがデッキシューズと呼ばれているかを知ってい…

乗り物酔いをツボで乗り切る! 【海の道具】

 酒とおのれ以外に酔ったことはない!と言い切る我が身(筆者)としては、乗り物酔いの苦しさとは無縁だと思っていました。ところが先日の釣行でボートに乗り、デッキに腰掛け、絡まった釣り糸をほぐし続けているうちに、何だか目が回り始めて胸がむかむかしてきました。むむっ、これが世にいう船酔いというやつか? と思った辺りで、幸いにも船がマリーナに着いたので事なきを得ました。あと少し走り続けていたら、きっと船べりにしがみついて、胃からコマセを撒いていたに違いありません。  前日の深夜に及ぶ鯨

日陰者のひとりごと「オーニング」 【海の道具】

 大型クルーザーなら乗船者全員が船内に入って寛げるだけのスペースが確保されているだろうけ…

何でも受け入れてくれる寛大な竿立て。 【海の道具】

 釣竿という物、当たり前のようにボートに持ち込まれる製品ではありますが、実は相性はそれほ…

休みなく働いてくれる陰の功労者 【海の道具】

 ボートにおいてポンプはとても馴染みあるマシンです。デッキを洗うために海水をくみ上げて散…

レスキューリング。ボートでも使えたらいいのにな。 【海の道具】

 レスキュースリングは和訳すると「救助用吊りベルト」のことで、つまりは、船外に落ちた人を…

どこにでもあるのに、趣がある係船具 【海の道具】

 ボート、ことにヨットには数多くのクリート(係船用装具の一種)がついています。どんなボー…

「ホーン」よ今夜もありがとう 【海の道具】

 車ではクラクションと呼ばれますが、船の場合は汽笛と呼び、少しロマンチックな雰囲気になり…

時に眠りを誘う、高価な椅子のお話。 【海の道具】

 今回取り上げるのは「ファイティングチェア」。これまた勇ましい名前です。戦うイス。と言っても、ボクシングの試合の際にリングに置かれる丸イスではありません。当たり前だけど。  上級モデルでは1脚100万以上するのはざら。と言って、素晴らしく座り心地が言いわけではありません。どちらかと言えば硬く無骨な感じのイスです。これに座って何と戦うかというと、いわずと知れたカジキ達です。  何しろ敵は100キロ、200キロ、時には300キロを超える強者です。猛々しく暴れまわる巨魚を小さな