日陰者のひとりごと「オーニング」 【海の道具】
大型クルーザーなら乗船者全員が船内に入って寛げるだけのスペースが確保されているだろうけれど、小型ボートはそうもいかない。操船者を含めて全員が空の下で立ったままというのは小型ボートの魅力ではあるが、特に真夏などはなかなかつらいこともある。
確かに波も穏やかな海上を、風を受けながら青空の下で疾走するのは爽快だ。夏のリゾートをイメージするとそんな光景が浮かんでくるし、実際テレビやポスターなどでも見かける。だが、実態はそう楽しいことばかりではない。ずうっと風に晒されればしんどいし