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キャビンの棚

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海を近くに感じることのできる音楽や書籍をご紹介。新しいものから古いものまで、いろいろと取りそろえてみます。
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記事一覧

絵本とピアノの自然讃歌 【キャビンの棚】

 これまで本欄で何度か取り上げた、絵本作家のロバート・マックロスキー。その代表作のひとつ…

七つの海を支配する「ラム酒」の話。 【キャビンの棚】

 知り合いのヨットのキャビンの入り口に、こんな文言を書いたプレートが貼り付けてありました…

昭和のファッションリーダーが作った“ヘミングウェイ” 【キャビンの棚】

 ボートや釣りを愛する人にヘミングウェイのファンが多いのは、ヘミングウェイ自身が海を愛し…

座右に置きたい「心の海ガイド」 【キャビンの棚】

 とある遊園地に海賊船を模した遊覧船があって、その船長さんは、なんとモデルさんかと思われ…

マイルスとヘミングウェイ、というこじつけ。 【キャビンの棚】

 マイルス・デイビスのトランペットはあまりにもジャズし過ぎていて、どうもここで取り上げる…

ある時代、救世主となった海の男。 【キャビンの棚】

 コロナがほぼ収束して、世界規模での「日本ブーム」が再開したようです。2023年の訪日外国人…

人なつっこいハワイが明るい気持ちにしてくれます。 【キャビンの棚】

 世界中のリゾートアイランドや海辺の観光地の訪問経験が豊富な者の中でも、お気に入りのリゾート地としてハワイを挙げる人は少なくありません。好まれる理由は、これら島々そのものが持つ「人なつっこさ」にあると思われます。  ハワイアンのジョン・クルーズの音楽もまた、人なつっこさを感じさせます。 ジョンはハワイのオアフ島の出身です。本格的なプロミュージシャンを目指し、様々な音楽を吸収したいとボストン、そしてニューヨークに移り住み、そしてハワイに戻る直前の1996年、このデビューアルバム

鳥の人による、楽しい無人島冒険、絶妙な研究。 【キャビンの棚】

 ずいぶん前ですが、友人が大柄な蝶々のプリントのアロハシャツを着て西表島の港に上陸したと…

二万マイルも潜れるのか? 【キャビンの棚】

 19世紀の終わりに活躍した“SFの父、ジュール・ヴェルヌの代表作に「海底二万里」があります…

ひとを再生させる灯台。 【キャビンの棚】

 Oc W 8s 29m 8M  (単明暗白光 明6秒暗2秒 灯高29m 光達距離8海里)  この灯台…

「僕の愛は、海より深い」と真顔で言ってみる。 【キャビンの棚】

 海という言葉は、「広さ」や「深さ」を表すときによく使われます。かつては調子に乗った海の…

魔法にかかった島々の、ミステリー。 【キャビンの棚】

 副題が英語で「THE BEAGLE IN THE GALAPAGOS」となっています。そう、あの進化論のチャール…

緊張感を楽しみつつ、それを解消したいですね。 【キャビンの棚】

 拙子がはじめてフネ(ヨットでした)で海に出たときに、とても世話になった教本があります。…

必ず海からやってくる─ ゴジラに襲われるとは縁起がいい。 【キャビンの棚】

 「生誕70周年記念」という景気づけで公開中の『ゴジラ-1.0(マイナスワン)』が日米で絶賛大ヒットです。ここの読者もすでに観た人は大勢いるはずです。『ALWAYS 三丁目の夕日』や『SPACE BATTLESHIP ヤマト』の山崎貴監督が、大人も子どもも楽しめるように、まっすぐでわかりやすいストーリーにしたのが狙い通り奏功したのでしょう。なんといっても主人公神木隆之介さんとヒロイン浜辺美波さんの出会いは「衝突」、一時代の少女漫画の王道ですね(笑)。  ということで、今回は