シャーロック・ホームズ 生みの親の航海 「ドイル傑作集II―海洋奇談編―」 【キャビンの棚】
名探偵シャーロック・ホームズの生みの親、英国の作家コナン・ドイルは、船医として捕鯨船に乗り、8か月を洋上で暮らしました。船医の仕事は、医学部の友人の代わりに、たまたま行くことになったのだとか。その後、アフリカ西岸航路の貨客船でも再び船医として働きました。
「この二つの航海は合わせて一カ年くらいの短期間であったが、このときの経験がこの一冊を書くのにだいぶ参考になっていると思う」と訳者の延原謙氏が解説しています。
そんな経験からドイルは海を舞台にするミステリー作品を多数