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船厨

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海を感じる料理、ときどきドリンクにまつわるお話です。「大雑把」「手抜き」ご免のレシピ付き。
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記事一覧

風をはらんだ帆の快味「トム・コリンズ」 【レシピ- 船厨】

 きりっとしたジンベースのカクテルは夏の海に合いますね。帰港後、クラブハウスのカウンター…

来る朝ごとの論争とシラスチーズトースト 【レシピ- 船厨】

 「よくもまあ朝からそんなに食べられるね」  これまで朝飯のたびに拙子がよく投げかけられ…

釣るのも良いけど、食べて嬉しい槍烏賊。 【レシピ- 船厨】

 烏賊=イカは、サカナではなく軟体動物なので、ヒレの付いたカッコいい魚を釣るのが好きな筆…

愛しのねこまんま。【レシピ- 船厨】

 時代小説に出てくる食事のシーンに興味を持たれる方は少なくないと思います。たとえば池波正…

歓迎される外来種「ホンビノス貝」でクリーム煮 【レシピ- 船厨】

 外来の二枚貝「ホンビノス貝」。漢字では「本美之主貝」と当て字されていますが、これはロー…

なぜかたくさん釣れる高級魚。 【レシピ- 船厨】

 3月のある日、相模湾でマダイを狙っていたら、ホウボウばかりが釣れました。相模湾の海底は…

サバとジャガイモの組み合わせが好き。 【レシピ- 船厨】

 世界中で食されているサバは、もちろん日本人にとっても身近で、イワシやサンマと並んで国民食といっても過言ではない魚です。代表的な料理では干物、塩焼き、鯖味噌、しめ鯖、鯖寿司などがすぐに思いつきますね。  こうした人気の魚を、洋風にアレンジして食べたいと思う時、いつも思い出してしまうのは、ヨーロッパの西の果て、ポルトガル。ポルトガルは魚食が一般的で、例えば魚屋さんやレストランなどでも鯖はもちろんイワシ、アジ、スズキ、タラ、イカ、タコ、エビなどの魚介が普通に並んでいます。そして

居酒屋さんで出合ったイカわたチャーハン 【レシピ- 船厨】

 海に行かずとも、潮気の漂う食堂やレストランというのというのは街中にもいくらでもあって、…

「春を知らせる魚」をいただきましょうか。 【レシピ- 船厨】

 メバルは一年を通して楽しめる釣魚の一つ。餌で、ルアーで。防波堤で、もちろんボートで。釣…

荒んだ海賊のイメージを振り払い、上品にいただく冬の夜のラム 【レシピ- 船厨】

 ずいぶんと行っていないけれど、ある世界的なテーマパークの、海賊のコーナーが好きでした。…

カレイの料理で思い出す、フランス語と津軽弁 【レシピ- 船厨】

 ふだんは使い慣れた外来語の語源など考えることなどしないものですが、気になって調べてみる…

私的「お雑煮選手権」準優勝の逸品です。 【レシピ- 船厨】

 正月三が日の祝い膳として、多くの家庭で振る舞われる雑煮。ただし、東日本と西日本では根…

島生まれ、船育ちのワインでつくる麗しのソース 【レシピ- 船厨】

 もう20年以上も前になりましょうか。北大西洋に浮かぶポルトガル領のマデイラ島に訪れたこと…

ホクホクした甘味の中に隠れた愛情 「海扇雑炊」 【レシピ-船厨】

 北国の貝として人気のホタテ。漢字でかくと「帆立」が一般的ですが、「海扇」と表記されることがあります。確かに扇に似ていますね。海の扇。  ホタテはほとんどが海中で稚貝から育てる養殖で生産されています。海に出ていって、大きな熊手のような漁具で海底から獲る漁法もありますが、これは「地捲き」と呼ばれていて、稚貝を海にばらまき、自然に育った成貝を桁引きで採捕するのです。これもまた養殖の一種ですが、そのシーンは勇壮で、捕れる貝は甘みが強く、旨い、とされていたりします。  ホタテは泳