かけずりまわって手に入れた魚は、文字通り “馳走”でした。 「金目鯛の煮付け」 【船厨-レシピ】
近所のスーパーを数軒回ってみたけれどなかなか見当たらない。たまに見かけても切り身だったり。クルマを2時間ほど走らせて、伊豆に近い、小さな港町の、料亭を兼業している魚屋さんに目星をつけて行ってみたら、氷につかって5本ほどありました。鮮やかな紅色をした見事な魚体。
金目鯛(キンメダイ)のことが書きたくなって、どうしても切り身ではない、まるごと一本の金目鯛が欲しくなったのです。われながらけっこうな執念です。勘もさえました。食い意地とも言いますが、この気質をもっと他のことに向けて