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キャビンの棚

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海を近くに感じることのできる音楽や書籍をご紹介。新しいものから古いものまで、いろいろと取りそろえてみます。
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#海の時間です

世界で最も美しい言葉の旋律 【キャビンの棚】

 このnoteの中にある「潮気、のようなもの」の先月のコラムに、ポルトガルのことがいろいろと…

美しい“言葉の海”を泳いでみませんか。 【キャビンの棚】

 日本語には、海にまつわる美しい言葉がたくさんあります。見渡す限りの青を想わせる蒼海、波…

いかだで太平洋を横断した学者の実話 「コンチキ号漂流記」 【キャビンの棚】

 海の民・ポリネシア人。広い太平洋のハワイ、ニュージーランド、イースター島を結んだ、一辺…

シャーロック・ホームズ 生みの親の航海 「ドイル傑作集II―海洋奇談編―」 【キャビ…

 名探偵シャーロック・ホームズの生みの親、英国の作家コナン・ドイルは、船医として捕鯨船に…

冬の津軽海峡、それともニューカレドニアのビーチ? 「SEAGULL(かもめ)」 【キャビ…

 どこの波止場でしょうか、海辺で手を伸ばして空飛ぶカモメに餌を差し出す女性、そして小さな…

過酷な海で過ごした、かけがえのない人生の一瞬 「青春」 【キャビンの棚】

 かつて「大英帝国」として7つの海を制したイギリスには、「ロビンソン・クルーソー」や「ガ…

アルバム 「Atlántica」 は「サイコー! 」な僕らによく似合う。 【キャビンの棚】

 「ある雨の日、どうしようもなく落ち込んでいて、なぜか涙が止まらなくなったの。そんなとき、車のラジオに手を伸ばしてスイッチを入れたら、とても楽しげな曲が流れてきて。悩んでいたことがばからしくなってしまったわ。聞いたことのない言葉と日本語が混じった女性の曲で『サイコーだよ』いうフレーズが心に残って」  と、心を寄せる女性から聞いて、“サイコーだよ”と検索をかけて探したら見つかりました。松田美緒のファーストアルバム「Atlántica(アトランティカ)」。「Saiko」はその4

聞けば聞くほど楽しい!スティーヴィーの全盛期をまとめたベスト盤「Original Musiqua…

 60年代に公開されたビーチを舞台にしたコメディ映画「Bikini Beach」のラストシーンに歌手役…

夜明けのハーバーで舫いを放つ、高揚感を思い出す 「Miaden Voyage」 【キャビンの棚…

 自身が身を置く世界の素晴らしさを、高度な感性を持った第三者の表現によって改めて思い知る…

海の冒険やロマンに導く読書のベストガイド 「世界の海洋文学・総解説」 【キャビンの…

 「作者が海の作家として優れているかどうかは、どれだけ海のことをよく知っているかであり、…

世界で読み継がれる釣り人のバイブル「釣魚大全」 【キャビンの棚】

 「釣魚大全」を改めて読み直すと、親しみのある独特の仰々しさを何かで経験したことがある、…

至高のボサノヴァで海気分 「ゲッツ/ジルベルト」 【キャビンの棚】

 ボサノヴァは、世界三大美港のひとつブラジルのリオ・デ・ジャネイロで生まれた音楽です。波…

60年の時を超えて再ブレイク―ビーチ・ボーイズ 「サーファー・ガール」 【キャビンの…

 ウエスト・コーストらしいご機嫌なサウンドで1960年代から若者の心をつかんできたビーチ・ボ…

海に愛を注ぐともらえる感動があります 「すばらしいとき」 【キャビンの棚】

ペノブスコット湾の水面に岩勝ちのみぎわをみせる小島のつらなりの上で、みてごらん、世界のときがゆきすぎるのが みえるから。一分一分、一時間一時間、一日一日。季節から季節へと  「家にいながらして、すばらしい海を感じることのできる本」として編集部のお勧めのひとつに、米国の絵本作家、ロバート・マックロスキーの「すばらしいとき」があります。児童向けの絵本で、日本での初版は1978年ですから、読者の中にも親から読んでもらった、また、我が子に読み聞かせた、という方は多いかもしれません。