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Column- 潮気、のようなもの。

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海辺を歩き、湖畔や川辺に立ち、フネで沖をさまよう、マリンジャーナリストたちが見て、聞いて、知って、感じたことなどを綴っていきます。
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#ボート

アジアの海の上に暮らす、生粋の海洋民族たち。 【Column- 潮気、のようなもの】

 西太平洋に浮かぶフィリピンのミンダナオ島、インドネシアのカリマンタン(マレーシアではボ…

気になる、もうひとつの前線。 【Column- 潮気、のようなもの】

 温暖前線、寒冷前線、そして停滞前線。船乗りにとって、気象の変化をもたらす前線の動きはと…

新しいモノに戸惑う楽しさ。 【Column- 潮気、のようなもの】

 念願のマイボートを中古とはいえ手に入れて、そろそろ半年が経つ。これは以前にも書いたこと…

海抜ゼロメートルの平安。 【Column-潮気、のようなもの】

 標高3810メートルに水を湛える、“天空の海”から、リマに戻ってきたときは正直いってほっと…

「灯台」は愛されるべき存在なんです。 【Column- 潮気、のようなもの】

 もちろん灯台の存在は子どもの頃から知っていた。でも、その頃は、灯台の果たす役割について…

船に名前をつける、ということ。 【Column- 潮気、のようなもの】

 マリーナの係留桟橋に並ぶボートやヨット、漁港に浮かぶ漁船などを見ていると、それぞれの船…

いい引き波、悪い引き波。 【Column- 潮気、のようなもの】

 「前だけを見ろ、後を振り返るな」  なんだかカッコいい気がするけれど、船の上では大きなお世話である。  私は船に乗るとき、特にゲストとして乗るときは、しょっちゅう後を振り返る。前を見ても水平線しか見えないクルージングの最中、振り返ると、何もないはずの海の上に、まるで「走り抜けてきた証である」とでも言いたげに航跡がみえる。美しい。大好きだ。それに船に弱い人は、それを眺めていれば、船酔い防止にもなる(かもしれない)。  航跡が造る波を航跡波という。以前は昭和に大活躍していた海

深まる秋に、はじける北欧の夏を想う。 【Column- 潮気、のようなもの】

 陽の出ている時間がめっきり短くなった。仕事を終えてから外出しようとなると、日は暮れてい…

運河に流れる人々の夢や希望に思いを馳せる 【Column- 潮気、のようなもの】

 世界には海や湖、河川だけでなく、たくさんの運河や水路があり、その多くが楽しいボートの遊…

船遊びの“天敵”を克服したい! 【Column-潮気、のようなもの】

 もうだいぶ前の話になるが、小学生を対象にした東京湾の自然観察体験会に乗り合わせたことが…

ご機嫌な贈り物 【Column-潮気、のようなもの】

「海を見たことがなかった少年」は、フランス人の作家、ル・クレジオによる同名の短編集に収め…

「潮気、のようなもの」について考えてみた。【Column- 潮気、のようなもの。】

 わたくし田尻は、大学時代はヨットに乗ってばかりいました。多くの人は、大学のヨット部とい…

がんばれ、ハーバータグ!【Column- 潮気、のようなもの。】

5月のある日、東京湾でスズキ釣りを日がな一日楽しできました。風も波も穏やか、釣果はまずま…