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Column- 潮気、のようなもの。

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海辺を歩き、湖畔や川辺に立ち、フネで沖をさまよう、マリンジャーナリストたちが見て、聞いて、知って、感じたことなどを綴っていきます。
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#エッセイ

アジアの海の上に暮らす、生粋の海洋民族たち。 【Column- 潮気、のようなもの】

 西太平洋に浮かぶフィリピンのミンダナオ島、インドネシアのカリマンタン(マレーシアではボ…

ある日、梅雨明け間近の海で見てきたもの。 【Column- 潮気、のようなもの】

 相変わらず海に出ています。拙子のフネは神奈川県の真鶴というところに置いてあります。レン…

気になる、もうひとつの前線。 【Column- 潮気、のようなもの】

 温暖前線、寒冷前線、そして停滞前線。船乗りにとって、気象の変化をもたらす前線の動きはと…

日本の表、能登半島・輪島のこと〜被災された全ての皆様にお見舞い申し上げます。 【C…

 いわゆる“昭和”世代以外の方々には馴染みのない言葉かもしれないが、本州の日本海側の一帯…

新しいモノに戸惑う楽しさ。 【Column- 潮気、のようなもの】

 念願のマイボートを中古とはいえ手に入れて、そろそろ半年が経つ。これは以前にも書いたこと…

とりとめもなく、キーウエストとヘミングウェイと「老人と海」のことなど。 【Column-…

 米国・フロリダ州のマイアミから USハイウェイのルート1をひたすら南下し、広大な湿地帯を抜…

「灯台」は愛されるべき存在なんです。 【Column- 潮気、のようなもの】

 もちろん灯台の存在は子どもの頃から知っていた。でも、その頃は、灯台の果たす役割について、真面目に考えたことなどなかった。  とても古いアニメに灯台の記憶が残っている。アニメはコンパクト(鏡)を使って何にでも変身できる女の子が主人公で、そのお父さんは豪華客船の船長さんであった。そしてお父さんの船が台風で遭難しそうになる。灯台は台風で破壊されてしまった。主人公は鏡の力を使ってお父さんを助けようとする。最終回であったと思う。おぼろげな記憶だが、灯台の光が海を照らすアニメの映像を覚

東京湾で見た、或る日の勇魚。 【Column- 潮気、のようなもの】

 のんびりボートを走らせていたら、遠くの波間に潮を吹く黒い影が見えた。  「えー!? ここ…

いい引き波、悪い引き波。 【Column- 潮気、のようなもの】

 「前だけを見ろ、後を振り返るな」  なんだかカッコいい気がするけれど、船の上では大きな…

海洋国家の人々は魚が好きなんだ。 【Column- 潮気、のようなもの】

 世界中のフットボールファンが熱狂するワールドカップの準々決勝でポルトガルが敗退してしま…

海で人々を助けるヒーローたちも楽しんでいるんだよ 【Column-潮気、のようなもの】

 寒くなってくると、決まって南半球の海を思い出す。いうまでもなく、南半球では、季節が日本…

運河に流れる人々の夢や希望に思いを馳せる 【Column- 潮気、のようなもの】

 世界には海や湖、河川だけでなく、たくさんの運河や水路があり、その多くが楽しいボートの遊…

船を発明する以前の人類は、泳いで海を渡ったのである。 【Column- 潮気のようなもの…

 大好きな子ども向けの絵本がある。船の絵本だ。最初に「船のはじまり」というページがある。…

観天望気とはかない夢 【Column- 潮気、のようなもの】

 夏のクルージング。沖にもくもくとたつ入道雲が、いかにも“夏真っ盛り”という風情で、気分を盛り上げる。  入道雲(積乱雲)は江戸の方言で板東太郎、関西方面では丹波太郎などと呼ばれていたこともある。ちなみに九州では筑紫二郎、比古太郎、さらにたこ入道、仁王雲など、様々な呼び名があった。いずれも人やその体を表す呼び名であることが興味深い。それだけ愛されている雲の一つということなのだろうか。  ところが、その愛すべき入道雲が発達すると、雲の底部では、激しい雷光、雷鳴、落雷をもたらし、