ヤマハ発動機 | 海の時間です。
ヤマハ発動機が世界中の水辺で撮りためてきた写真でつくったオリジナル壁紙です。毎月、1枚ずつ更新していきます。
自然科学、人物、海の生き物、乗り物、文化と歴史、記録……。海にまつわるあらゆる事柄について取り上げるショートコラムです。
海を感じる料理、ときどきドリンクにまつわるお話です。「大雑把」「手抜き」ご免のレシピ付き。
海を近くに感じることのできる音楽や書籍をご紹介。新しいものから古いものまで、いろいろと取りそろえてみます。
海辺を歩き、湖畔や川辺に立ち、フネで沖をさまよう、マリンジャーナリストたちが見て、聞いて、知って、感じたことなどを綴っていきます。
フィリピンのセブ島は日本からもほど近く、特にダイビングファンに人気の海域です。そのセブ島から橋で繋がる小さなマクタン島からボートを出して、周辺の海をクルージングしました。このエリアの観光船と言えば「バンカーボート」。島々を巡っていると必ずといっていいほど出会います。2021年の12月に直撃した台風で壊滅的ともいえる被害のあった島々ですが、今はインフラもほぼ復旧し、観光客を受け入れています。 ダウンロードはこちらからどうぞ。
船底塗料と聞いただけで、うんざりしてしまうボートオーナーさんもいるかもしれません。係留保管しているオーナーさん、つまりボートを海に浮かべた状態で保管している方たちです。船底の汚れを落とし、前に塗った塗料を剥がし、新しい塗料を塗り直す。そんな繰り返しを年に1回ほど行わなくてはならないからです。 なぜそんなコンスタントに塗装をし直さなければならないかというと、船底塗料には、貝や藻類などが付着しないようにする成分が含まれていて、その有効期間が大体1年となっているせいです。もち
セーリング470級の世界選手権大会が10月21日からイスラエルのスドットヤムで開催されています(レースは24日から)。2024年にフランスで開催される世界大会から、470級は男女混合ペアによる種目となりますが、それに照準に合わせて結成した約60のチーム(ペア)がこの大会に出場しています。 レースを控えた22日に発信された大会本部からのリリースには、今大会の注目選手の名が記されていましたが、その中に一組の日本人のペアの名前がありました。ヘルムスマン・磯崎哲也とクルー・関友里
日本人は昔からカニが大好きです。どれぐらいカニが好きかというと、万葉集で和歌の題材にしてしまうほど好きでした。今では季節の旬のカニを食べるためのツアーが成立してしまうほど好きです。旅行に行かないまでも、日本海のズワイガニ、北海道産の毛ガニやタラバガニ(タラバガニは厳密にいうとヤドカリですが)など、通販を利用して取り寄せてしまうほど好きです。 交通手段が発達して、冷凍技術が発達して、ネットが発達して、日本人は北から南まで、いろいろなカニを食べることができるようになりました。
世の中には、あまりにも実力があったり、有名すぎる主役の影に隠れて、正当な評価が得られにくいという人がいます。本人はそんなことはまったく気にしていないかもしれませんし、それこそが不当な評価なのかもしれませんが、います。いるのです。 サックス奏者、キャノンボール・アダレイもそんなひとりかもしれません。いや、実はこれは、ジャズ初心者、しかもかなり偏ったマイルスファンである拙子の極めて個人的な印象に他ならないのですが……。 キャノンボール・アダレイの代表的なアルバムのひとつ
今年65歳になった谷本一志さんが、スキューバを身につけて初めて潜ったのは、沖縄本島の西に連なる慶良間諸島の海でした。今から20年ほど前、40歳を過ぎてからのことです。決して若い頃からダイビングを楽しんできたわけではありません。 「漁船などの業務艇の営業で沖縄を担当していたときに、のっぴきならない付き合いで慶良間諸島の海に潜らなければならくなったんです。ダイビングのライセンスは持っていたけど、実を言うと “やれやれ、行きたくないな、面倒くさいな”なんて思いながら慶良間まで