ヤマハ発動機 | 海の時間です。

ヤマハ発動機の公式アカウントです。 「海やフネの近くで人生を楽しみたい、日常生活に海の香りと風を吹かせたい」という皆さまに、ほんのり潮気が漂う読み物や写真をお届けします。 18年間、海を愛する人達にお届けしてきたメールマガジン「Salty life」から引っ越してきました。

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マガジン

  • 船厨

    海を感じる料理、ときどきドリンクにまつわるお話です。「大雑把」「手抜き」ご免のレシピ付き。

  • 海の道具

    マリンウェアからマリンギア、ボートやヨットのパーツに至るまで、ほかでは読めないマリン用品を扱うマニアックなヤマハマン担当コラム。

  • Tadamiの絵日記(風)

    マリンイラストレーターTadamiが「海の時間です。」に描き下ろすマリンワールドをお楽しみください。

  • キャビンの棚

    海を近くに感じることのできる音楽や書籍をご紹介。新しいものから古いものまで、いろいろと取りそろえてみます。

  • 毎月更新・海の壁紙

    ヤマハ発動機が世界中の水辺で撮りためてきた写真でつくったオリジナル壁紙です。毎月、1枚ずつ更新していきます。

船厨

海を感じる料理、ときどきドリンクにまつわるお話です。「大雑把」「手抜き」ご免のレシピ付き。

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きょうも海で奮闘する漁師を思いつつ、マグロのたたき 【レシピー船厨】

 「クロマグロ(本マグロ)」といえば青森県の大間が有名で、漁の勇壮なイメージと、どこか一攫千金的なムードが番組的には受けるのでしょうか、よくテレビに取り上げられます。同じ津軽海峡を漁場とする船団は北海道からもやってきます。  もちろん日本のクロマグロ漁は津軽海峡だけで行われているわけではありません。好漁場は多く、長崎県壱岐の勝本も大間に匹敵するブランド品として名高いのです。  北海道の恵山を母港にマグロの延縄漁を行っていた漁師さんに話を聞いたことがあります。現在のような漁獲規

迷ったらみんなで「しゃーぶ、しゃーぶ」 【レシピ- 船厨】

 いつもの話ですが、ボートで釣りをしているといろいろな魚が釣れます。普通の船釣りというのはナニカ、つまりマダイだとかタチウオ、マグロだとかといった本命を狙って楽しむもののようです。マイボートでの釣りも実は同じなのですが、結果的にいろいろ釣れてしまいます。  タイラバという独特のルアーを使ってマダイを狙って釣りを楽しむことが多いのですが、マダイはさっぱりでも、季節によってホウボウ、イトヨリダイ、アマダイ、チダイ、サバなど様々な魚が釣れるのです。ヤガラなんていう奇妙な姿をした魚も

味も量も自分の好みに仕切り直した穴子丼。 【レシピ- 船厨】

 先日、ある取材で広島を訪れた際に、時間を作って厳島に渡ってきました。日本三景の一つに数えられている、いわゆる「安芸の宮島」です。もみじ饅頭で有名なものだから、いい歳になるまで「秋の宮島」だと思い込んでいたことはここだけの話です。  地元の方や宮島に行ったことのある方はご存知だと思いますが、ここは食いしん坊にとって楽園ともいえる島です。買い食い天国なんです。  ほかほかの「紅葉饅頭」やら、熱々の「焼き牡蠣」やら、棒に刺さった練り物の「にぎり天」など胃袋がいくらあってもたりな

割と簡単に釣れてしまったマボロシのシロアマダイ。 【レシピ- 船厨】

 この前、ボートで釣りをしていたらシロアマダイが釣れました。釣り人の間では「幻の魚」などと言われていますが、実際のところどうなんでしょうか。  アマダイ自体、高級魚には違いありませんが、釣りとしてはそれほど難しい印象はありません。筆者のフィッシングフィールドでは、マダイを釣ろうとタイラバ(ルアーの一種)を使って釣りをしていると、時々普通のアマダイ(アカアマダイ)が釣れます。さらに時々の時々、シロアマダイが混じります。  「幻のシロアマダイが釣れました!」とよく耳にする通り、

海の道具

マリンウェアからマリンギア、ボートやヨットのパーツに至るまで、ほかでは読めないマリン用品を扱うマニアックなヤマハマン担当コラム。

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船上カップ麺を美味しくするインバーターの話。 【海の道具】

 インバーター? エアコンの話か? と思ってしまいそうですが、電気の変換器のお話です。  車もそうですが、ボートも同じく電気はバッテリーを通して供給されます。ということは、つまり直流12ボルトとか24ボルトといった電力が供給されるわけです。  マリンの専用電気機器であればそれをそのまま使えますが、家庭用の電化製品を使うとなると、これを交流100ボルトに変換しないとなりません。そこで登場するのがコンバーターという変換機です。  コンバーターは交流を直流に変換する回路のことで

頭の隅っこで「アンカーローラー」 【海の道具】

 マリーナなどで見かけるボートの船首にローラーが取り付けられているのにお気づきでしょうか。賢明なる読者諸氏のご推察通り、あのローラーはアンカー(錨)を降ろす際に、ロープやチェーンなどで船べりを傷めないように、そしてスムーズにアンカーが降りていくようにするためのものです。  漁船などになると、前方に大きく突き出していたりして、俗名“角ローラー”などと呼んでいたりします。もう一つ、横向きのローラーの両サイドに縦向きのローラーが付いているものもあります。これは、アンカーを降ろした

要するに、キセルのようなもの。 【海の道具】

 アンカー(錨)に使うチェーンをアンカーチェーンといいます。わざわざアンカーチェーンなんて言わずとも、街中で見かけるチェーンと何も変わらないじゃないか、と思われるかもしれません。でも、これが厄介なことに違いがあるところがマリンのマリンたる所以。  重要なのは当然ながら錆対策です。錆で固着したチェーンは、フレキシブルに動かず、アンカーチェーンとして役に立ちません。そのために亜鉛をコーティングするか、ステンレスを使って作るなどされています。  ところで、アンカーチェーンには大

決して自慢しているわけではないのです。 【海の道具】

 フィッシングフラッグなるものを掲げて航行しているボートを見かけたことがありますか? と言われてイエスと答える方は、そうめったにはいらっしゃらないでしょう。そもそもそんなものの存在さえ、知らない方がほとんどだと思います。  このフラッグ=旗、法律で定められたものではありませんが、カジキ釣り大会などでは準備することが義務付けられている場合が多いようです。  まずもってどんなものかというと、カジキやシイラなどの魚が旗1枚に1種類描かれている。もしくは「Fight」などと書かれて

Tadamiの絵日記(風)

マリンイラストレーターTadamiが「海の時間です。」に描き下ろすマリンワールドをお楽しみください。

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Season's Greetings! 良い年末を。 【Tadamiの絵日記(風)】

 街やマリーナのクリスマスイルミネーションが美しい季節になりました。今年も残すところ3週間あまりです。子どもたちにとってはプレゼントが待ちどおしく、多くの大人は贈る歓びを感じる季節でもありますね。今回の絵日記(風)は、私が大好きなタグボートをベースに絵を描き、2007年に建造した20フィートのボートです。エントツはもちろんプレゼントをもらうために付けました。かのプレゼンターが忍び込むには、ちょっと小さすぎたかもしれません……。  良い年末と新しい年をお迎えください。

お祭り気分で秋の味覚を焼きました。 【Tadamiの絵日記(風)】

 このコーナーでサンマを描くのは二度目です。やはり秋はサンマです。  サンマはご存知のように漢字で「秋刀魚」と書きます。刀のように銀色に光り、細長い形からその字が使われたというのはよくわかります。実は、他にもいくつか漢字があって、その一つが「さかなへん」に「まつり」の漢字を組み合わせた「鰶」です。  「鰶」は「コノシロ」を指すのが普通ですが、江戸時代の一時期に、サンマが登場すると魚河岸がお祭り騒ぎになったことから、この字が使われていたそうです。  サンマが安かった頃は、発砲

クジラがやってきました。 【Tadamiの絵日記(風)】

 6月に入ってから、相模湾にクジラの群れがやってきたと知らせがありました。マッコウクジラの群れのようです。海の上を漂っていると、四方から潮を噴き上げる音が聞こえてきて、目を向けるとクジラの背中が見えます。自然を感じます。海にいられることの歓びを感じます。  クジラに近づいてみたくもなりますが、海の上ではボートとクジラの衝突事故も見受けられます。高速走行は厳禁。もしもクジラを見かけたら、速度を落としてクジラが通る道を作ってあげましょう。傷つけたくはありません。クジラにも我が身に

春の大潮の楽しみ。 【Tadamiの絵日記(風)】

 春の大潮は潮干狩りの最盛期。本来は旧暦の3月3日にイベントとして潮干狩りを行うところが多かったようです。農村、漁村の村人たちは、旧暦3月3日になると重箱にごちそうを詰め、総出で海辺に出かけ、ちょっとした宴会を開きながら貝を掘ったと聞きます。また、その日は沖合に船を出して遊び暮らしていたとも。なんて楽しげな習慣なんでしょう。採った貝は酒蒸し、みそ汁、ボンゴレソースを作ってパスタやリゾットにするのもよし。季節を味わいたいですね。

キャビンの棚

海を近くに感じることのできる音楽や書籍をご紹介。新しいものから古いものまで、いろいろと取りそろえてみます。

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プロ・フットボーラーのカルチャーショック。 【 キャビンの棚】

 ここは海の本や音楽、DVDなどを取り上げるコーナーなのですが、「奇跡のタッチダウン」は、タイトルからお察しの通り、ボートやヨットはおろか、海にもほとんど関係のないアメリカンフットボールをテーマにした娯楽小説です。それでも読んでいるうちに、この小説に共感してくれそうな海好きたちの顔が次から次へと浮かんでくるから不思議です。  NFLで大チョンボを繰り返してきたクォーターバックのプロ選手が、ついにどのチームとも契約を結ぶことができなくなり、イタリアのパルマにあるチームと契約し

漂流者追体験をバーチャル体験してみる。 【キャビンの棚】

 表題の島は、伊豆諸島の「鳥島」のことです。本州からは600km足らず離れた—— 同諸島では最南の有人島である青ヶ島のさらに南200km余りの ——無人の火山島です。直径2.5kmほどの丸い小さな島には、かつてはアホウドリが大量に生息していましたが、明治期に羽毛布団のために乱獲され、火山噴火もあって、いっときは絶滅をあやしまれたこともある、そんな島です。  著者はナショナルジオグラフィック協会の後援を受けて、ダニエル・デフォーが小説『ロビンソン・クルーソー漂流記』のモデルと

航海者たちの心を妖しい歌声で奪う。 【キャビンの棚】

 本欄でドビュッシーの「海」を取り上げたことがありますが、今回は「海」と並び称される傑作「夜想曲」について触れてみます。  世紀末の1899年に作曲された「夜想曲」は、ドビュッシーがモネ、セザンヌ、ルノワールらフランス印象派の影響を受け、マラルメの詩に寄せた「牧神の午後への前奏曲」によって確立された管弦楽法を、さらに完成させた作品です。これによって印象主義音楽が確立された記念碑的な作品でもあります。  「それは不動の空を雲が緩く、憂鬱に動いていく光景であって、柔らかな白色

同じ海の仲間として応援したくなります。 【キャビンの棚】

 海上自衛隊第71航空隊(岩国基地)に所属する救難飛行艇「US-2」は昨年、いったんは生産打ち切りが決まったのですが、今年になって一転復活、生産の継続が決まりました。世界でもまれな性能が考慮されたのでしょう。本書はその8年にわたった開発を追ったドキュメンタリー漫画です。登場する組織は実名、人物は仮名です。  巻頭。  2013年6月、宮城県沖1200km。雨が降りしきる中、ライフラフト(救命いかだ)で漂う2人の男性。かなり消耗しています。そこへゴオオオオオオオと舞い降りる

毎月更新・海の壁紙

ヤマハ発動機が世界中の水辺で撮りためてきた写真でつくったオリジナル壁紙です。毎月、1枚ずつ更新していきます。

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12月の壁紙- プエルト・ラ・クルス(ニュージーランド) 【海の壁紙】

 プエルト・ラ・クルスの沖に浮かぶ島々を眺めながらのクルージングです。ベネズエラは南アメリカ大陸の最北端にある国ですが、どこ乾いた、独特の形をした景色は、海外からやってきたボーターに異国情緒を存分に感じさせてくれます。まるで蝋燭のような岩の天辺にあるサボテンがお気に入りです。 ダウンロードは以下からどうぞ。

11月の壁紙- ベイ・オブ・アイランド(ニュージーランド) 【海の壁紙】

 ボート遊びが盛んなニュージーランド北島の北部には美しい島や半島に囲まれたベイオブアイランドと呼ばれる極上のエリアがあります。  そんな美しい美しい海の曙をボートで走りました。  東の空が徐々に明るくなり、雲が橙色に染まります。  一般的な観天望気では「朝焼けは雨」と言われます。それは南半球でも同じで、「Red sky at night, sailor’s delight. Red sky in morning, sailor’s warning」(夕焼になったら漁師は喜べ、

10月の壁紙- タヒチ(仏領ポリネシア) 【海の壁紙】

フレンチポリネシア(仏領ポリネシア)の島々の中でももっとも大きく、人口が多く、賑やかな島が首都・パペーテのあるタヒチ島です。日本ではフレンチポリネシアを総じてタヒチと呼ぶことがあるように、代表的な島なのです。賑やかと書きましたが、静かで美しい海もたっぷりとあります。リーフでブレイクする波の向こう側に帆が見えました。どこの国からやってきたヨットなのでしょうか。タヒチは世界のブルーウォーター派(クルージングファン)にとって憧れの目的地であることを思い出させます。 ダウンロードは

9月の壁紙- 沖縄県(日本) 【海の壁紙】

沖縄本島の中部西岸に位置する恩納村の沖で潜水漁を行う海人の取材をしていたとき、大きな積乱雲が沖に湧き上がりました。いかにも夏らしい海の景色です。雲から強い雨が落ちているのが目にできます。暑い海の上でスコールに出合うと、最初は気持ちがいいなどと思ってしまいますが、小さな舟の上でこれが長く続くと、視界がまったくなくなる心細さに加えて、体温も奪われ、たとえ数10分ほどの時間が数時間にも感じられるほどきついのです。突風にも気をつけなければなりません。「晴れでも雨支度、夏でも冬支度」。