100マイルの沖から届いた海の幸に感謝を込めてつくる「イカめし 」 【船厨-レシピ】
もう10年以上も前の話ですが、北海道の恵山を母港に漁業を営むある漁師の親子を取材したことがあります。その漁師さんは6月から12月中旬にかけて、時化で海に出られない日をのぞいてほぼ毎日、親子二人でイカを獲るために出漁していました。
出漁は午後の3時。イカの群れを探し、荒波の中、漁場まで走ること3~4時間。時には100マイル(185km)以上も沖に出ることもあるそうです。10台以上積んだイカ釣りのロボットを駆使し、一晩中、操業を続けます。このロボットがなければ二人で操業する