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船厨

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海を感じる料理、ときどきドリンクにまつわるお話です。「大雑把」「手抜き」ご免のレシピ付き。
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#手料理

海老より塩が大事かも、なんて思った 「海老のハーブ焼き」 【船厨- レシピ】

 ひい、ふう、みい、よお、いつ、むう……。全部で12尾ありました。わりと大きなフィリピン産…

「とりあえずカラマリ」の安心が危機的です。 【船厨- レシピ】

 世界のイカの漁獲高の半分は、日本で消費されるていることになっています。驚くべきことです…

秋刀魚は「無造作」に料理するのが美味いんです 【船厨- レシピ】

 秋になって秋刀魚=サンマが店頭に並びだしました。ところが、例年のように氷水を張ったトレ…

愛おしい「ホッケ」を美味しく頂戴するシンプルスパゲッティ 【船厨-レシピ】

 北海道の代表的な海産物に、ご存じ「ホッケ」があります。同じく北海道海産物の花形・ウニや…

100マイルの沖から届いた海の幸に感謝を込めてつくる「イカめし 」 【船厨-レシピ】

 もう10年以上も前の話ですが、北海道の恵山を母港に漁業を営むある漁師の親子を取材したこと…

釣魚で楽しむ、我流「フィッシュアンドチップス」 【船厨- レシピ】

 カジキ釣りなど、ビッグゲームフィッシュの外道として扱われることの多いシイラですが、実は…

謎の物体の正体はモチモチした楽しい食感のソデイカでした。 【船厨- レシピ】

 つい先日、公私ともにお世話になっているセーリング写真界の巨匠のお宅を訪ねたところ、大きな冷凍庫からなにやらカチカチに凍った白い塊を取り出してきて「持っていけ」とお土産を持たせてくれました。写真家にしろ小説家にしろ、文芸に秀でた、いわゆるアーティストは、昔から食通が多いものだと認識してきましたが、キッチンの冷蔵庫以外に冷凍庫を設置し食料を備えている巨匠の暮らしぶりに驚かされました。ただ、この巨匠の場合、たしかに食通ではありますが、それよりも食い意地が張っているフシがある。その

時代小説にでてくる美味しそうなご飯を試してみました 「鰹のそぼろ」 【船厨- レシピ…

 時代小説の楽しみの一つに、当時、暮らしていた人々の「食」を垣間見られることが上げられま…

イワシに敬意を抱きつつこさえた 「オイルサーディン」 【船厨- レシピ】

 鮮魚専門店で、氷水を張ったトレイに並ぶイワシと目が合ってしまいました。その目が「もう、…

“鰆の旬”に混乱しつつ、“洋食”に舌鼓 「サワラのトマトソースグラタン」 【船厨-…

 うお偏に、つくりを春とかいて「サワラ」と読みます。鰆です。風情のある漢字ですね。そして…

せっかちな漁師のご飯で春を味わう 「深川めし」 【船厨-レシピ】

 「江戸っ子は気が短い」というのは定説です。落語などでも江戸の町民は気が短い(というより…

「タイ風タイのフィッシュヘッドカレー」で東南アジアへ飛ぶ 【船厨- レシピ】

 珍しく、東京湾で見事なマダイを釣り上げました。ホントに珍しく、です。63センチありました…

ポルトガル生まれのイタリア育ち 「干し鱈とジャガイモのオーブン焼き」 【船厨-レシ…

 日本の食卓でおなじみのタラ(鱈)は、西洋の人々が避けたがる魚の生臭さが少ないことから世…

ヨット 〈ノーサイド〉 の船上ランチ 「カマンベールとハムのバケットサンド」 【レシピ-船厨】

 コンビニエンス・ストア(コンビニ)の登場は、船上におけるボーターやセーラーの食事を劇的に変えてくれました。多くの人はマリーナに行く前に必ずといっていいほど立ち寄っています。バラエティに富んだ品揃えのおにぎりやサンドウィッチ、そしてお弁当。それらがなかなか美味い。  釣り船に乗るときなど、釣り以外のことに時間をかけるのがもったいなくなるものですが、そんなときにも“コンビニおにぎり”はかなり重宝します。しかも24時間営業ときては、早朝に出港することの多い人にとって、コンビニは無