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船厨

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海を感じる料理、ときどきドリンクにまつわるお話です。「大雑把」「手抜き」ご免のレシピ付き。
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#手料理

割と簡単に釣れてしまったマボロシのシロアマダイ。 【レシピ- 船厨】

 この前、ボートで釣りをしていたらシロアマダイが釣れました。釣り人の間では「幻の魚」など…

天日干しか、乾燥機干しか。干物のついての悩み。 【レシピ- 船厨】

 海辺にいることを実感させてくれる風景というものはいろいろです。空飛ぶカモメやその鳴き声…

海老より塩が大事かも、なんて思った 「海老のハーブ焼き」 【船厨- レシピ】

 ひい、ふう、みい、よお、いつ、むう……。全部で12尾ありました。わりと大きなフィリピン産…

「とりあえずカラマリ」の安心が危機的です。 【船厨- レシピ】

 世界のイカの漁獲高の半分は、日本で消費されるていることになっています。驚くべきことです…

秋刀魚は「無造作」に料理するのが美味いんです 【船厨- レシピ】

 秋になって秋刀魚=サンマが店頭に並びだしました。ところが、例年のように氷水を張ったトレ…

愛おしい「ホッケ」を美味しく頂戴するシンプルスパゲッティ 【船厨-レシピ】

 北海道の代表的な海産物に、ご存じ「ホッケ」があります。同じく北海道海産物の花形・ウニや…

100マイルの沖から届いた海の幸に感謝を込めてつくる「イカめし 」 【船厨-レシピ】

 もう10年以上も前の話ですが、北海道の恵山を母港に漁業を営むある漁師の親子を取材したことがあります。その漁師さんは6月から12月中旬にかけて、時化で海に出られない日をのぞいてほぼ毎日、親子二人でイカを獲るために出漁していました。  出漁は午後の3時。イカの群れを探し、荒波の中、漁場まで走ること3~4時間。時には100マイル(185km)以上も沖に出ることもあるそうです。10台以上積んだイカ釣りのロボットを駆使し、一晩中、操業を続けます。このロボットがなければ二人で操業する

釣魚で楽しむ、我流「フィッシュアンドチップス」 【船厨- レシピ】

 カジキ釣りなど、ビッグゲームフィッシュの外道として扱われることの多いシイラですが、実は…

謎の物体の正体はモチモチした楽しい食感のソデイカでした。 【船厨- レシピ】

 つい先日、公私ともにお世話になっているセーリング写真界の巨匠のお宅を訪ねたところ、大き…

時代小説にでてくる美味しそうなご飯を試してみました 「鰹のそぼろ」 【船厨- レシピ…

 時代小説の楽しみの一つに、当時、暮らしていた人々の「食」を垣間見られることが上げられま…

イワシに敬意を抱きつつこさえた 「オイルサーディン」 【船厨- レシピ】

 鮮魚専門店で、氷水を張ったトレイに並ぶイワシと目が合ってしまいました。その目が「もう、…

“鰆の旬”に混乱しつつ、“洋食”に舌鼓 「サワラのトマトソースグラタン」 【船厨-…

 うお偏に、つくりを春とかいて「サワラ」と読みます。鰆です。風情のある漢字ですね。そして…

せっかちな漁師のご飯で春を味わう 「深川めし」 【船厨-レシピ】

 「江戸っ子は気が短い」というのは定説です。落語などでも江戸の町民は気が短い(というより…

「タイ風タイのフィッシュヘッドカレー」で東南アジアへ飛ぶ 【船厨- レシピ】

 珍しく、東京湾で見事なマダイを釣り上げました。ホントに珍しく、です。63センチありました。もちろん、ふだんから狙って釣っているのですが、こんなサイズのマダイはなかなか釣れません。腕が悪いのかというと、そうでもないらしく、周りの人は「東京湾のタイラバ(タイを釣るためのルアー)はそんなものだ」と慰めてくれます。  この日、アタリがあったのは、このマダイが釣れたとき、一回だけでした。  食べることを目的とした釣りはしないのですが、アタリの主がマダイだとわかったときは、卑しいもので