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キャビンの棚

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海を近くに感じることのできる音楽や書籍をご紹介。新しいものから古いものまで、いろいろと取りそろえてみます。
運営しているクリエイター

#海の音楽

人なつっこいハワイが明るい気持ちにしてくれます。 【キャビンの棚】

 世界中のリゾートアイランドや海辺の観光地の訪問経験が豊富な者の中でも、お気に入りのリゾ…

「僕の愛は、海より深い」と真顔で言ってみる。 【キャビンの棚】

 海という言葉は、「広さ」や「深さ」を表すときによく使われます。かつては調子に乗った海の…

ピアノの旋律に乗り、世界の海をクルーズ 【キャビンの棚】

 フランスのブルターニュ地方の海岸線は「コート・ソバージュ」(野性の海岸)と呼ばれます。…

世界で最も美しい海の詩かもしれない。 【キャビンの棚】 

 ジョニー・マンデルは、元々はジャズのトランペット、トロンボーン奏者でしたが、1965年に制…

未練がましく、チック・コリアで夏にすがる。 【キャビンの棚】

 残暑すらなくなりました。秋が深まっていきます。あまりの暑さに悪態をついていた日々が懐か…

トラウトと人の楽しげな騙し合い「シューベルトピアノ五重奏曲 」 【キャビンの棚】

 音楽が、その主題である事象の、これまでに気づかなかった美しさや悲しさ、楽しさといったも…

ヘビーウェザーセーリングの後、美しいものに癒やされる。 【キャビンの棚】

 編集部の「キャビンの棚」にジャズが多いのには理由があります。潮気があるからとか、海が似合うからとか、もちろんそういうことが理由ではなく、かつて編集部にいたグラフィック・デザイナーが、大量のジャズのCDを天国へ旅立つ直前に譲ってくれたというのが理由です。とにかく、デザイナーのセンスに絶大な信頼を置いていたことから、それにあやかりたいと願うスタッフがときどきそのCDを引っ張り出しては仕事中に聴いています。  いまかかっているのはジャズピアニストであるビル・エヴァンスと、ギタリ

海のように深く、空のように高く。 【キャビンの棚】

 海という言葉は、「広さ」や「深さ」を形容するために用いられることが多いですよね。また愛…

海を愛した音楽家たちの「海」 【キャビンの棚】

 24時間、海はひとときとして同じ表情を見せることはありません。太陽、雲、波の動き、潮の流…

身体を揺らしながら平和を想う、夏の夜 「EXODUS」 【キャビンの棚】

 夏の足音が聞こえだしました。半袖と短パンで過ごす日も増えました。演歌からロックまで、ス…

まもなく長期休暇。とりあえず “散歩しない?” 【キャビンの棚】

 もうすぐゴールデンウィークですね。ロングバケーションです。業種や立場にもよるでしょうけ…

鯨をボーカルに迎えてセッションしたサックス奏者 「WHALES ALIVE〜鯨の詩」 【キャビ…

 まもなく、沖縄・座間味の海に、ザトウクジラたちが姿を現しはじめます。座間味島のホエール…

冬の津軽海峡、それともニューカレドニアのビーチ? 「SEAGULL(かもめ)」 【キャビ…

 どこの波止場でしょうか、海辺で手を伸ばして空飛ぶカモメに餌を差し出す女性、そして小さな…

アルバム 「Atlántica」 は「サイコー! 」な僕らによく似合う。 【キャビンの棚】

 「ある雨の日、どうしようもなく落ち込んでいて、なぜか涙が止まらなくなったの。そんなとき、車のラジオに手を伸ばしてスイッチを入れたら、とても楽しげな曲が流れてきて。悩んでいたことがばからしくなってしまったわ。聞いたことのない言葉と日本語が混じった女性の曲で『サイコーだよ』いうフレーズが心に残って」  と、心を寄せる女性から聞いて、“サイコーだよ”と検索をかけて探したら見つかりました。松田美緒のファーストアルバム「Atlántica(アトランティカ)」。「Saiko」はその4