ヤマハ発動機 | 海の時間です。
海を近くに感じることのできる音楽や書籍をご紹介。新しいものから古いものまで、いろいろと取りそろえてみます。
海辺を歩き、湖畔や川辺に立ち、フネで沖をさまよう、マリンジャーナリストたちが見て、聞いて、知って、感じたことなどを綴っていきます。
魚が好きな人たちへ。日本の漁業従事者たちと、50年以上にわたってその仕事に寄り添ってきたヤマハのFRP漁船や和船。日本の食卓を彩り、楽しませ、人々の健康を支えている漁師たちの姿と彼らの船、漁法を覗いてみましょう。
マリンウェアからマリンギア、ボートやヨットのパーツに至るまで、ほかでは読めないマリン用品を扱うマニアックなヤマハマン担当コラム。
海を感じる料理、ときどきドリンクにまつわるお話です。「大雑把」「手抜き」ご免のレシピ付き。
淡水湖では世界でもっとも豊富な水を湛えるロシアのバイカル湖。写真は初夏のクルージングシーンですが、それでもまだまだ寒く、ボートで走っていると真冬かと思うような冷たい風を浴びることになります。今の季節は分厚い氷に閉ざされていて、それもまた、格別の美しさを放っているようです。 ダウンロードは以下よりどうぞ。
多くの人は錨(=アンカー)というと、丸い輪っかを頭にして、下部に左右にフックを携えたようなものを想像するようです。でも、アンカーには、用途によって様々な形状のものがあって、ふだん私たちが乗っているボートやヨットの場合、そんな形をしたアンカーを使用するのはかなり希です。 プレジャーボートやヨットでは、「ダンホース型」といわれるものが主流になります。シャベルを平らにして二つに割ったような羽根を根元だけ繋ぎ合わせ、その真ん中に、引っ張るための棒を取り付けています。羽根が海底の
金曜日の朝、上天草の野釜島の漁港から一隻の漁船が沖合に設置された養殖イケスへと向かいます。沖合といってもイケスは港から鼻の先。直径20メートルほどの丸い養殖イケスに船を横付けすると、タモで一匹ずつ、丹念にマダイを掬い上げ、ケースに入れて循環器を備えた船のイケスに移し替えていきます。この日はマダイの出荷日。およそ2年をかけて育ててきた2キロサイズのマダイを売りさばきます。丸伸水産株式会社(熊本県上天草市)の小林正樹社長に、同社のマダイ養殖の現状についてお話を伺いました。 コス
かなり熱めの燗から香ばしい湯気が立ち上ります。火を入れ、軽くアルコールを飛ばして。中にはふぐの鰭。味わい豊かな冬のお酒です。 戦後から「三倍増醸清酒(三増酒)」と呼ばれる日本酒が幅を利かせていたそうです。当時の日本は深刻な米不足。食べるのに必死だったこともあって、特に酒造米には事欠いていたそうです。そこで主流となったのが、もろみに、清酒と同濃度に水で希釈した醸造アルコールを入れるなどして作られた三増酒だったのです。いわゆる二級酒だったのですが、この酒をいかに美味く飲むか
前回は「ヨットレース〜海の上でいったい何が行われているのか」として、ヨットレースの概要を書いてみました。ヨットレースという競技は、オートバイやクルマのレースと同様、一斉にスタートして早くフィニッシュ(ゴール)ラインを通過した者が勝つという単純なゲームです。にも関わらず、やはり見ていてわかりにくい。今回は、そんなヨットレースというゲームで勝敗を分ける要素を、選手側の視点に立って紐解いてみます。少し長くなりますが、ぜひ読んでみてください。きっとヨットレースをわかったような気分にな
ボート免許を取得された方はきっと経験があるでしょう。棒の頭に球体状の物を載せたハンドコンパスという測定器をかざして、試験官が指し示す目標物の方位を告げる。なんでもデジタル化が進む中で、実にアナログな計測器械、それが「コンパス」です。 でも、このアナログ機器が未だに使われているのは、アナログであるが故なのです。 電気があろうが無かろうが、夜でも昼でも、霧が出ようが晴れようが、コンパスは常に方位を示し続けてくれます。地球が持つ磁場という自然現象を利用しているので、動力源もい