ヤマハ発動機 | 海の時間です。
ヤマハ発動機が世界中の水辺で撮りためてきた写真でつくったオリジナル壁紙です。毎月、1枚ずつ更新していきます。
自然科学、人物、海の生き物、乗り物、文化と歴史、記録……。海にまつわるあらゆる事柄について取り上げるショートコラムです。
海を感じる料理、ときどきドリンクにまつわるお話です。「大雑把」「手抜き」ご免のレシピ付き。
海を近くに感じることのできる音楽や書籍をご紹介。新しいものから古いものまで、いろいろと取りそろえてみます。
海辺を歩き、湖畔や川辺に立ち、フネで沖をさまよう、マリンジャーナリストたちが見て、聞いて、知って、感じたことなどを綴っていきます。
サーファーズパラダイスをはじめとする、外洋に面した美しいビーチが有名なオーストラリア・クイーンズランド州のゴールドコーストですが、砂州で隔てられたラグーンもまた、素敵なエリアです。日本ではあまりにも人気のある観光地なので見落としがちになるかもしれませんが、都市と住宅地、美しい自然と海が同居する一帯は、ボーターにとって理想の地かもしれません。 ダウンロードは以下からどうぞ。
科学音痴にとって、特に電子系の話は目に見えないだけに不得手です。そんな人間が無謀にもアノード(防食亜鉛)について語ろうと思います。 「えっ?金属の話が何で電子と関係がある?」と思われた方、あなたもきっと同類なので少し安心です。 海水に浸かった鉄が腐食する現象を防ぐために使われるのがアノードというもので、例えば船外機のロワーとか、プロペラシャフトなどに取り付けられます。そして、なぜ亜鉛の塊が鉄の腐食を防いでくれるのかといった話から、電子が関わってきます。 海水による鉄
トップクラスのセーラーたちは世界中のレガッタを転戦しています。サッカーのようなメジャーな競技であれば、国内のリーグで十分に力をつけられるかもしれませんが、セーリングのようにメジャーとはいえない競技では、国内の活動だけで世界レベルの技術を身につけることは難しく、ある程度のレベルに達した選手たちは国際レースを主戦場として活動します。それは日本に限ったことではなく、欧米の有力選手たちもまた国内にとどまることなく活動しています。 2021年にチームを結成した髙山大智/盛田冬華ペ
鮮魚専門店で、氷水を張ったトレイに並ぶイワシと目が合ってしまいました。その目が「もう、煮るなり焼くなり好きにしてくれ」と訴えかけてきます。もうすでに息絶えているのに、それでも語りかけてきます。 イワシという魚について考えてみてください。彼らの周りには敵だらけです。カジキにマグロ、カツオやシイラ、スズキにサバやアジ、サメ。彼らより大きな魚食性の魚は、わたしたちが知っているだけでもたいていがイワシを好物としています。魚だけではありません。鯨やイルカをはじめ、アザラシやオッ
もうすぐゴールデンウィークですね。ロングバケーションです。業種や立場にもよるでしょうけど、10連休、なんていう人もいるようです。一ヶ月のうち3分の1も休みがあるのです。といっても、このご時世です。遊びに行く予定のない人もたくさんいるでしょうし、いつもと変わらぬ、いや、それ以上に仕事に打ち込む人もいるでしょう。ただ、世間がなんとなく浮き足立つ時期というのはいいものです。たとえ忙しくても、心が海のように広いあなたのことですから、少し幸せな気分になるはずです。 さて、ロングバ
今回はこれまでの“魚獲り”から少し視点を変えて、岩手県宮古市でホタテ養殖に従事する、ひとりの青年漁師のお話をしてみます。彼は船と仕事をいちどは奪われ、失いながらも再起を果たし、今は海というフィールドで思いきり活躍しています。 漁師への転身、失意、そして再起 もともと岩手県盛岡市で会社員として暮らしていた平子昌彦(たいこ まさひこ)さんが漁業に興味を抱くようになったのは、奥様の実家である宮古に帰省するたびに、家業のホタテ養殖の作業を手伝うようになってからのこと。26歳の時