ヤマハ発動機 | 海の時間です。
海を近くに感じることのできる音楽や書籍をご紹介。新しいものから古いものまで、いろいろと取りそろえてみます。
海辺を歩き、湖畔や川辺に立ち、フネで沖をさまよう、マリンジャーナリストたちが見て、聞いて、知って、感じたことなどを綴っていきます。
魚が好きな人たちへ。日本の漁業従事者たちと、50年以上にわたってその仕事に寄り添ってきたヤマハのFRP漁船や和船。日本の食卓を彩り、楽しませ、人々の健康を支えている漁師たちの姿と彼らの船、漁法を覗いてみましょう。
マリンウェアからマリンギア、ボートやヨットのパーツに至るまで、ほかでは読めないマリン用品を扱うマニアックなヤマハマン担当コラム。
海を感じる料理、ときどきドリンクにまつわるお話です。「大雑把」「手抜き」ご免のレシピ付き。
フロリダ半島から南東に連なる列島「フロリダキーズ」はボーターたちの楽園とも呼べるエリアです。ラグーンではターポンやスヌークといったゲームフィッシュを相手にダイナミックなフライフィッシングが楽しめ、沖に出ればヘミングウェイも好んだビッグマーリン(カジキ)が狙えます。もちろん美しい珊瑚礁も人気スポットのひとつ。観光船だけでなくプライベートボートがシュノーケリングなどを楽しみに集まってきます。暗礁に建つ、鉄で組み上げた灯台の粗っぽさが、平穏な海と対照的で「いい味」出してますね。
最近、ボート業界のなかで、「チャープ」なる言葉をちらほら耳にするようになりました。何やら可愛らしげな言葉ですけど、さて、「チャープ」とはいったい何のことでしょう。 この言葉が出てくるのは航海計器、それも魚群探知機関係の記述があるサイトや読み物などです。結論から言うと、「チャープ」とは魚群探知に重要な役割を果たす「振動子」の一種なのです。 振動子とは、読んで字のごとし、音波の振動を発信する機器のこと。と同時に、発信するだけではなく、受信も行います。イメージとしては、海底
YAMAHA470チームの欧州遠征第二戦は、南仏のイエールで開催されるフランス・オリンピックウィーク(Semaine Olympique Francaise)。フランスといえば次回2024年パリ大会の開催国ですが、セーリング競技の会場はイエールのヨットハーバーではなく、イエールから西へ約90kmのマルセイユ・マリーナとなります。パリ大会は1924年の第8回大会に続き100年ぶり3回目の開催。ちなみに1900年、1924年とも、セーリング競技はセーヌ川で開催されており、海での
犬を飼い始め、一緒に海岸を散歩するようになりました。見知らぬサーファーが走って海の中に入っていく姿を見て、犬は大はしゃぎで後を追いかけようとします。波が打ち寄せてくると、飛び跳ねながら器用にそれを避けます。ところが飼い主のほうは上手く波を避けることができず、たいていは靴を濡らします。家に帰って、犬の足下を洗ってやりながら、自分の靴の塩出しをする羽目になるのです。ソルティなのは犬ではなく、いつも飼い主の方です。 さて、「ソルティドッグ」というカクテルがあります。その言葉の
夏の足音が聞こえだしました。半袖と短パンで過ごす日も増えました。演歌からロックまで、スマホにため込んだ一貫性のない音楽をランダムでかけていたら、ボブ・マーリーが聴こえてきて、独特のレゲエのリズムが、それこそ夏の足音のように感じられます。要するに、ご機嫌です。 もう20年近くが過ぎたでしょうか。ジャマイカを訪れたことがありました。そのとき、2週間ほど行動を共にし、その短い期間に友情にも似た感情を通い合わるようになったジャマイカ人が、別れ際にブルーマウンテンコーヒーの詰め合
北海道の宗谷岬の西側に浮かぶ利尻島。中央に標高1,721mの利尻富士がそびえるこの島では、夏はウニとヒラメ、秋から冬にかけてはタコいさり漁、その合間にナマコの桁曳き漁、通年をかけて昆布養殖と息つく間もなく多様な漁が行われています。その利尻島で初夏の1カ月だけ行われる漁があります。 5月の連休明けに始まり、6月10日ごろまでの約1カ月間だけ行われるのが、オオナゴの掬い網漁です。オオナゴとはイカナゴの成魚のこと。鮮度が良ければ甘みのある極めて美味な刺身となる魚とのことですが