ヤマハ発動機 | 海の時間です。
ヤマハ発動機が世界中の水辺で撮りためてきた写真でつくったオリジナル壁紙です。毎月、1枚ずつ更新していきます。
自然科学、人物、海の生き物、乗り物、文化と歴史、記録……。海にまつわるあらゆる事柄について取り上げるショートコラムです。
海を感じる料理、ときどきドリンクにまつわるお話です。「大雑把」「手抜き」ご免のレシピ付き。
海を近くに感じることのできる音楽や書籍をご紹介。新しいものから古いものまで、いろいろと取りそろえてみます。
海辺を歩き、湖畔や川辺に立ち、フネで沖をさまよう、マリンジャーナリストたちが見て、聞いて、知って、感じたことなどを綴っていきます。
ニューカレドニアの首都・ヌーメアから12海里の沖に浮かぶアメデ島。島のほぼ中央には、世界で最も高い灯台(56メートル)として知られている「アメデ灯台」がそびえています。19世紀中頃にニューカレドニアに出入りする船舶の安全な航海を目的に、本国・フランスで設計され、構造物や部品をばらした状態で持ち込んで現地で組み立てられそうです。ニューカレドニアの周囲は珊瑚礁と小さな島が多く、世界遺産に登録されるほど美しくもありますが、ヌメアへと向かう船乗りたちにとっては危険な海域でした。 ダ
ボートやヨットで使用するサーチライトは、車でいえばヘッドライトにあたるのだけれど、必ずしもすべての船に装備されているわけではありません。なぜなら、夜間航行しない船には不要なものだからです。でも、夜の海に出る船にとっては無くてはならない照明装置です。 海上には街灯もなければコンビニの明かりもないわけで、唯一あるのは月や星明かりだけ。それはそれでロマンチックではあるけれど、実際に航行するとなると、少々心もとないものです。 航行している他船や大きな障害物は、レーダーなど
「こんな薄っぺらのプラスティックが本当に壊れねえのか?」「大丈夫です!」 「すぐに壊れて舟が沈むんじゃないの?」「壊れません! 沈みません!」 港の片隅に置かれたFRP板の上で漁師さん達が力いっぱい板を踏みつけたり、蹴飛ばしたり、ドタンバタンと跳ねながら、そんな会話が繰り広げられた─。というのは、いくぶん想像混じりではありますが、1960年の半ば、ヤマハの漁船開発スタッフ達がFRPのカットモデルを港に持ち込んで、FRP船の丈夫さを丁寧に解いていったのは実話です。 1960年
皆さま、はじめまして。ヤマハセーリングチーム・広報担当スタッフのMです。この「We are Sailing!」では、チームの活動とセーリングの魅力、ヨットレースの楽しさや奥深さなど、セーリングとチームにまつわる様々な話題を毎月提供していきます。初回となる今回は、プロローグとして、ヤマハセーリングチームの活動について、そして近況についてご紹介します。 470級が男女混合種目として生まれ変わります セールに風を受け、ボートを操り、マーク(目印)が設置された海上、時に湖上のコ
朱色の美しいこのカクテル「ブラディ・メアリー」の名は、16世紀にイギリスの女王として君臨したメアリー1世の名に由来します。彼女は自分とは信仰が異なる300名にも及ぶプロテスタントのキリスト教徒を処刑してしまいました。そこでついた異名が「血まみれのメアリー」。 鮮やかな夕焼け。情熱的な赤。そんな聞こえのいい言葉を並べても、その名はやはり恐ろしげです。それでも、健康飲料の代名詞のような“トマトジュース”を使うカクテルということもあって、二日酔い後の迎え酒として用いる人がいま
ハワイやフロリダなど、オフショアスポーツフィッシングの盛んなところにあるマリーナの写真をみると、多くの大型ボートに、なにやら竿のようなものが突き立てられていることに気づきます(上の写真はアメリカのフロリダ)。 戦闘的で、かつメカニカルな雰囲気もあってかっこいいのだけれど、その用途を理解している人は案外と少ない。トローリングに興味のない人たちにとっては全く無縁な長尺物の飾りでしかありません。 それに、マリーナの周辺で見ている限り、使われている様子はないし、アンテナにし