ヤマハ発動機 | 海の時間です。
海を近くに感じることのできる音楽や書籍をご紹介。新しいものから古いものまで、いろいろと取りそろえてみます。
海辺を歩き、湖畔や川辺に立ち、フネで沖をさまよう、マリンジャーナリストたちが見て、聞いて、知って、感じたことなどを綴っていきます。
魚が好きな人たちへ。日本の漁業従事者たちと、50年以上にわたってその仕事に寄り添ってきたヤマハのFRP漁船や和船。日本の食卓を彩り、楽しませ、人々の健康を支えている漁師たちの姿と彼らの船、漁法を覗いてみましょう。
マリンウェアからマリンギア、ボートやヨットのパーツに至るまで、ほかでは読めないマリン用品を扱うマニアックなヤマハマン担当コラム。
海を感じる料理、ときどきドリンクにまつわるお話です。「大雑把」「手抜き」ご免のレシピ付き。
ミクロネシアに浮かぶ、まるで宝石をまき散らしような美しいパラオの島々のなかの秘密の場所にボートでやってきました。シュノーケリングを楽しんで、ランチをとって、また泳いで。ひっそりとした美しい海を独り占め。いつまでたっても帰ろうという気になれません。時間がゆっくりと過ぎていきます。
ラダーステップ。言葉の意味としては「梯子」ですね。これもボートやヨット特有のアクセサリーといえます。用途は言わずもがな、ボートから海上に降りる時や海上からボートに乗り込むのに使います。 多くはトランサム(船尾板)やトランサムステップ(船尾の階段状のステップ)に設置されていて、折り畳み式や跳ね上げ式になっています。これは、使わない時は水面から上げておくためです。 小型ヨットなどでは、簡易なロープ式のものもありますが、ゆらゆらと安定感に欠けて、慣れないとうまくボートに乗り
船の備品の中で、もしかしたら一回も使わないまま朽ち果てていくんじゃないかっていう予感がするアクセサリーNo1、それが「消火バケツ」ではないでしょうか。というより、活躍して欲しくないアクセサリーといっていいでしょう。 真っ赤な布で出来ていて、ぺたんこにして仕舞っておける便利なバケツです。今はビニール製のものもありますが、拙子としては、ゴワっと硬い帆布のようなものでできている方がノスタルジックで好みに合います。真っ赤なカラーに白い文字で大きく「消防用」と書かれています。
「江戸っ子は気が短い」というのは定説です。落語などでも江戸の町民は気が短い(というよりそそっかしい?)キャラクターとして、おもしろおかしく登場したりしますもんね。 いわれてみれば、食事に対してもその傾向が見受けられるような気がします。たとえば、にぎり寿司。もともと寿司=鮨とは、酢を使って魚介を熟成させ、日持ちを良くさせたモノが起源のようですが、江戸っ子は「そんなに待ってられるか」とばかりに炊き立てご飯に酢をまぜ、新鮮な魚介を載せて食べ出しました。 いまでは一般的になっ
東京五輪の最終選考後、髙山/盛田の新チームが発足したタイミングでYAMAHA SAILING TEAMのコーチに就任した鈴木國央さんは、シドニー大会(2000年)、アテネ大会(2004年)と2回の出場経験を持つオリンピアンです。鈴木さんが取り組んできたレーザー級は、一人乗りのクラスで、オリンピックのセーリング競技(全11種目)の中で、最も競技人口の多いクラスです。 鈴木さんのコーチとしてのフィロソフィーは、彼の歩んできたセーリング・キャリアと密接な関係があるため、まずは
ニッポンの魚獲り、今回も魚ではありません。海藻のお話しです。ワカメです。 いま、日本でも有数のワカメの産地として知られる宮城県石巻市・小渕浜ではワカメの収穫シーズンの真っ盛り、のはずです。潮回りが良いのか「日本一うまい」と漁師(=養殖業家)さんたちは、自分たちが手がけて育てたワカメを自画自賛します。自画自賛して許されるほど、実際に美味いです。 11年前の出来事を思うと、このワカメの美味さが消滅せずに本当に良かったと思うのは、被害に遭った漁師さんたちだけでなく、私たち消