ヤマハ発動機 | 海の時間です。
ヤマハ発動機が世界中の水辺で撮りためてきた写真でつくったオリジナル壁紙です。毎月、1枚ずつ更新していきます。
自然科学、人物、海の生き物、乗り物、文化と歴史、記録……。海にまつわるあらゆる事柄について取り上げるショートコラムです。
海を感じる料理、ときどきドリンクにまつわるお話です。「大雑把」「手抜き」ご免のレシピ付き。
海を近くに感じることのできる音楽や書籍をご紹介。新しいものから古いものまで、いろいろと取りそろえてみます。
海辺を歩き、湖畔や川辺に立ち、フネで沖をさまよう、マリンジャーナリストたちが見て、聞いて、知って、感じたことなどを綴っていきます。
ボート遊びが盛んなニュージーランド北島の北部には美しい島や半島に囲まれたベイオブアイランドと呼ばれる極上のエリアがあります。 そんな美しい美しい海の曙をボートで走りました。 東の空が徐々に明るくなり、雲が橙色に染まります。 一般的な観天望気では「朝焼けは雨」と言われます。それは南半球でも同じで、「Red sky at night, sailor’s delight. Red sky in morning, sailor’s warning」(夕焼になったら漁師は喜べ、
海洋文学というと必ずといっていいほどあげられるのが『ロビンソン・クルーソー』と『白鯨』、それに『老人と海』。いずれも海に関する描写が素晴らしく、読む人の多くを海好きにしてしまいます。というのも、海洋文学を書いた作家には実際に海の生活を経験した人が多いからかもしれません。 たとえば『白鯨』のハーマン・メルヴィル。彼は早くも11歳にして貨物船の水夫になり、25歳になるまでの14年間を海で過ごしています。 1819年、ニューヨークで生まれたメルヴィルは、11歳でリバプー
海上自衛隊第71航空隊(岩国基地)に所属する救難飛行艇「US-2」は昨年、いったんは生産打ち切りが決まったのですが、今年になって一転復活、生産の継続が決まりました。世界でもまれな性能が考慮されたのでしょう。本書はその8年にわたった開発を追ったドキュメンタリー漫画です。登場する組織は実名、人物は仮名です。 巻頭。 2013年6月、宮城県沖1200km。雨が降りしきる中、ライフラフト(救命いかだ)で漂う2人の男性。かなり消耗しています。そこへゴオオオオオオオと舞い降りる
この前、ボートで釣りをしていたらシロアマダイが釣れました。釣り人の間では「幻の魚」などと言われていますが、実際のところどうなんでしょうか。 アマダイ自体、高級魚には違いありませんが、釣りとしてはそれほど難しい印象はありません。筆者のフィッシングフィールドでは、マダイを釣ろうとタイラバ(ルアーの一種)を使って釣りをしていると、時々普通のアマダイ(アカアマダイ)が釣れます。さらに時々の時々、シロアマダイが混じります。 「幻のシロアマダイが釣れました!」とよく耳にする通り、
先日、女性がひとり旅をするのにどこかお薦めはないかといった話をする機会があって、いろいろと思い巡らせているうちに、インドネシアのバリに足繁く通っている知り合いのことのことを思い出した。 その知り合いによると、何でもバリでは高級リゾートでの滞在が何よりも楽しいそうで、行ったらほとんどホテルの外には出ないのだという。私もバリには何度か訪れているが、海辺に出歩くことが目的の仕事旅だ。宿泊に利用するのはちょっと高価なビジネスホテルのようなところで、高級リゾートなどには滞在した経
牡鹿半島西岸の中ほどに位置する宮城県石巻市の給分浜漁港。沖に浮かぶ田代島や網地島が防波堤の役割を果たしているため、この辺りの穏やかな入江では、カキの養殖が盛んです。この豊かな海に、父子で出て行く安藤さんの姿があります。 2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震とそれに伴う津波は、この地にも大きな被害をもたらしました。 当時、牡鹿半島沖で創業していた安藤渉さんと雄さんの親子は、そのまま沖に留まって津波から船を守ったそうです。 「幸い、直後に家族と携帯電話