ヤマハ発動機 | 海の時間です。

ヤマハ発動機の公式アカウントです。 「海やフネの近くで人生を楽しみたい、日常生活に海の香りと風を吹かせたい」という皆さまに、ほんのり潮気が漂う読み物や写真をお届けします。 18年間、海を愛する人達にお届けしてきたメールマガジン「Salty life」から引っ越してきました。

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マガジン

  • キャビンの棚

    海を近くに感じることのできる音楽や書籍をご紹介。新しいものから古いものまで、いろいろと取りそろえてみます。

  • Column- 潮気、のようなもの。

    海辺を歩き、湖畔や川辺に立ち、フネで沖をさまよう、マリンジャーナリストたちが見て、聞いて、知って、感じたことなどを綴っていきます。

  • ニッポンの魚獲り

    魚が好きな人たちへ。日本の漁業従事者たちと、50年以上にわたってその仕事に寄り添ってきたヤマハのFRP漁船や和船。日本の食卓を彩り、楽しませ、人々の健康を支えている漁師たちの姿と彼らの船、漁法を覗いてみましょう。

  • 海の道具

    マリンウェアからマリンギア、ボートやヨットのパーツに至るまで、ほかでは読めないマリン用品を扱うマニアックなヤマハマン担当コラム。

  • 船厨

    海を感じる料理、ときどきドリンクにまつわるお話です。「大雑把」「手抜き」ご免のレシピ付き。

記事一覧

7月の壁紙- ボラボラ島(仏領ポリネシア) 【毎月更新・海の壁紙】

過ぎたるは及ばざるがごとし 「子ども用ライフジャケット」 【海の道具】

83歳で太平洋単独横断。冒険家・堀江謙一さんの偉業にみる、セールボート(ヨット)の魅力 【We are Sailing!】

釣魚で楽しむ、我流「フィッシュアンドチップス」 【船厨- レシピ】

夏なのに暑苦しい話かもしれませんが、素敵なセーターの物語。

海の宝物「モズク」養殖に従事する若い海人たちの「夏休み」 【ニッポンの魚獲り】

7月の壁紙- ボラボラ島(仏領ポリネシア) 【毎月更新・海の壁紙】

ラピスラズリを思わせる、タヒチの美しい海に1隻のヨットが浮かんでいます。よく見ると洗濯物が干してあり、船尾には上陸時に使用するテンダーボートが繋がれています。つまり、キャビンの中には人がいるようです。どんな海好きが乗っているのでしょう。フレンチポリネシアの世界中のブルーウォーター派(クルージングを好むセーラ−)が憧れる南太平洋の楽園です。このヨットも、きっとどこか遠い国からやってきたに違いありません。 写真は以下からダウンロードできます。

過ぎたるは及ばざるがごとし 「子ども用ライフジャケット」 【海の道具】

 今やボートやヨットの遊びに欠かせないライフジャケットですが、その中には「子ども用」のものがあります。考えてみれば当たり前の話で、体のサイズが違うのだから、自ずと子ども専用のものが必要となります。それでは、異なるのは大きさだけかというと、さすがはそれらを専門に作っているメーカーのこと、いろいろと創意工夫を凝らしています。  まずはチョッキ型の上部にあるフードや襟巻状の部分。これは落水した時、必ず顔が空を向くようになっていて、さらに首から上が必然的に水面から出る構造となってい

83歳で太平洋単独横断。冒険家・堀江謙一さんの偉業にみる、セールボート(ヨット)の魅力 【We are Sailing!】

一般人が自分で操縦してアメリカに行ける唯一の乗り物  今年の3月26日、エンジンのない全長5.8mのヨットで兵庫県の新西宮ヨットハーバーを出航した冒険家の堀江謙一さんが、6月4日に紀伊水道に設定したゴールラインを通過して満83歳での単独太平洋横断を成功させました。この堀江さんの太平洋横断、実はセールボートの実用に極めて近い実例だといえます。  世の中にはいろいろな乗り物がありますが、実は公共交通機関を使わず、自分で乗り物を操縦して日本からアメリカに行きたいと考えたとき、実

釣魚で楽しむ、我流「フィッシュアンドチップス」 【船厨- レシピ】

 カジキ釣りなど、ビッグゲームフィッシュの外道として扱われることの多いシイラですが、実はこのシイラ、アングラーをとても楽しませてくれるゲームフィッシュです。特に、真夏に大海原で楽しむキャスティング(ルアーを遠くにキャストする釣り)によるシイラフィッシングは、仲間同士、または家族で楽しむのにうってつけなのです。  食べても美味いんですが、シイラの体表には腸炎ビブリオ菌などが付着していることがあり、まれに食中毒を引き起こします。刺身にする場合は、下処理と調理に同じまな板を使わな

夏なのに暑苦しい話かもしれませんが、素敵なセーターの物語。

 「ガンジー」というセーターをご存知ですか? 英国の厳しい海で生きてきた漁師たちが古くから着用してきたセーターです。30%の水分を含んでも「湿っている」とは感じさせないウールで編み込まれ、船上での動きを妨げないために、どちらかというと身体にフィットするようにデザインされています。作り手は、その厳しい海に生きる漁師とともに生きてきた妻たちです。  夫の海での無事を願い、愛を込めて編まれていました。だから同じ編み模様のセーターはほとんどありませんでした。ある漁師が海に落ちて残念

海の宝物「モズク」養殖に従事する若い海人たちの「夏休み」 【ニッポンの魚獲り】

 沖縄本島の北端・辺戸岬の北西、約40km の沖合に浮かぶ伊平屋島(伊平屋村)。この島の主な産業はサトウキビを中心とする農業と漁業です。漁業は特にモズク養殖が盛んで、島育ちの多くの若者がモズク養殖に取り組んでいます。  この島でモズク養殖を営む海人・嘉納直彦さんに出会いました。伊平屋ではみんなが下の名で呼び合いますが、嘉納さんは直彦ではなく、なぜか、“サブロー”と呼ばれています。直彦さんが、親戚のサブローさんに似ていたことから、小学生の頃から当たり前のようにサブローと呼ばれ