ヤマハ発動機 | 海の時間です。

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ヤマハ発動機 | 海の時間です。

ヤマハ発動機の公式アカウントです。 「海やフネの近くで人生を楽しみたい、日常生活に海の香りと風を吹かせたい」という皆さまに、ほんのり潮気が漂う読み物や写真をお届けします。 18年間、海を愛する人達にお届けしてきたメールマガジン「Salty life」から引っ越してきました。

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記事一覧

“我が家のカレーがいちばん”という声も聞こえてきそうですが。 【レシピ- 船厨】

 カレーライスはもはや日本のソウルフード。いまさら記事を書いたり、レシピを紹介したところで、「カレーライスは我が家のがいちばん」「私が作ったカレーライスがいちば…

決して自慢しているわけではないのです。 【海の道具】

 フィッシングフラッグなるものを掲げて航行しているボートを見かけたことがありますか? と言われてイエスと答える方は、そうめったにはいらっしゃらないでしょう。そも…

海を哲学すると優しい気持ちになれるのです。 【キャビンの棚】

 もしかしたら、この本は舞台が海でなくてもよかったのかもしれません。そして、主人公がくじらといるかでなくてもよかったのかもしれません。ひととおり読んでそんなこと…

9月の壁紙- 沖縄県(日本) 【海の壁紙】

沖縄本島の中部西岸に位置する恩納村の沖で潜水漁を行う海人の取材をしていたとき、大きな積乱雲が沖に湧き上がりました。いかにも夏らしい海の景色です。雲から強い雨が落…

子どもの頃に憧れていた大人の味、栄螺。 【レシピ- 船厨】

 食いしん坊の筆者が幼かったころ、大人になったら必ずやってやろうと思っていたことがいくつかありました。そのうちの一つはホールケーキの独り占め。そしてもう一つ、よ…

海中をセーリングするハマグリ 【海の博物誌】

 昔の海辺はとてもにぎやかでした。砂浜にはハマグリやアサリ、マテガイがいたし、岩場にはサザエ、アワビ、ウニなどの高級魚介が張りついていたものです。  貝は、タイ…

“我が家のカレーがいちばん”という声も聞こえてきそうですが。 【レシピ- 船厨】

“我が家のカレーがいちばん”という声も聞こえてきそうですが。 【レシピ- 船厨】

 カレーライスはもはや日本のソウルフード。いまさら記事を書いたり、レシピを紹介したところで、「カレーライスは我が家のがいちばん」「私が作ったカレーライスがいちばん美味しい」といった声が聞こえてきそうです。

 日本のカレーライスを食べてインド人がびっくり、なんて話も聞きますが、小麦粉を入れてルーにした日本のカレーはアジアを飛び越えてイギリスから伝わった物なのだそうです。
 そもそもカレーは、アジア

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決して自慢しているわけではないのです。  【海の道具】

決して自慢しているわけではないのです。 【海の道具】

 フィッシングフラッグなるものを掲げて航行しているボートを見かけたことがありますか? と言われてイエスと答える方は、そうめったにはいらっしゃらないでしょう。そもそもそんなものの存在さえ、知らない方がほとんどだと思います。
 このフラッグ=旗、法律で定められたものではありませんが、カジキ釣り大会などでは準備することが義務付けられている場合が多いようです。

 まずもってどんなものかというと、カジキや

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海を哲学すると優しい気持ちになれるのです。 【キャビンの棚】

海を哲学すると優しい気持ちになれるのです。 【キャビンの棚】

 もしかしたら、この本は舞台が海でなくてもよかったのかもしれません。そして、主人公がくじらといるかでなくてもよかったのかもしれません。ひととおり読んでそんなことを思います。けれど、また最初に戻ってページを開くと、やはり、海の本なのだな、と思い改めるのです。

 海は、人の涙でできあがった、というふうに書いてあります。

 巻頭にあるこれを読んで感じたのは、ビル・エバンスが弾いた「SEASCAPE」

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9月の壁紙- 沖縄県(日本) 【海の壁紙】

9月の壁紙- 沖縄県(日本) 【海の壁紙】

沖縄本島の中部西岸に位置する恩納村の沖で潜水漁を行う海人の取材をしていたとき、大きな積乱雲が沖に湧き上がりました。いかにも夏らしい海の景色です。雲から強い雨が落ちているのが目にできます。暑い海の上でスコールに出合うと、最初は気持ちがいいなどと思ってしまいますが、小さな舟の上でこれが長く続くと、視界がまったくなくなる心細さに加えて、体温も奪われ、たとえ数10分ほどの時間が数時間にも感じられるほどきつ

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子どもの頃に憧れていた大人の味、栄螺。 【レシピ- 船厨】

子どもの頃に憧れていた大人の味、栄螺。 【レシピ- 船厨】

 食いしん坊の筆者が幼かったころ、大人になったら必ずやってやろうと思っていたことがいくつかありました。そのうちの一つはホールケーキの独り占め。そしてもう一つ、よく思い出すのが、ビールを飲みながら海辺でサザエ(栄螺)を好きなだけ食べる、ということでした。

 子供のころの筆者にとってサザエは「大人だけが食べることをゆるされたもの」だったのです。海水浴場のにある海の家などで旨そうにサザエを食べている他

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海中をセーリングするハマグリ 【海の博物誌】

海中をセーリングするハマグリ 【海の博物誌】

 昔の海辺はとてもにぎやかでした。砂浜にはハマグリやアサリ、マテガイがいたし、岩場にはサザエ、アワビ、ウニなどの高級魚介が張りついていたものです。

 貝は、タイラガイなどのように、岩についていて、岩が動かないかぎり、そのままずっとそこに居続ける、というイメージがあります。
 でも、岩とくっついている繊維をときどき切って、数メートルほど移動するアコヤガイなどもいるし、ふつうの二枚貝は貝を開閉したり

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