ヤマハ発動機 | 海の時間です。

ヤマハ発動機の公式アカウントです。 「海やフネの近くで人生を楽しみたい、日常生活に海の香りと風を吹かせたい」という皆さまに、ほんのり潮気が漂う読み物や写真をお届けします。 18年間、海を愛する人達にお届けしてきたメールマガジン「Salty life」から引っ越してきました。

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マガジン

  • 毎月更新・海の壁紙

    ヤマハ発動機が世界中の水辺で撮りためてきた写真でつくったオリジナル壁紙です。毎月、1枚ずつ更新していきます。

  • 海の博物誌

    自然科学、人物、海の生き物、乗り物、文化と歴史、記録……。海にまつわるあらゆる事柄について取り上げるショートコラムです。

  • 船厨

    海を感じる料理、ときどきドリンクにまつわるお話です。「大雑把」「手抜き」ご免のレシピ付き。

  • キャビンの棚

    海を近くに感じることのできる音楽や書籍をご紹介。新しいものから古いものまで、いろいろと取りそろえてみます。

  • Column- 潮気、のようなもの。

    海辺を歩き、湖畔や川辺に立ち、フネで沖をさまよう、マリンジャーナリストたちが見て、聞いて、知って、感じたことなどを綴っていきます。

最近の記事

  • 固定された記事

素敵な海や水辺をいつでも感じてほしい、ヤマハのnoteです。

こんにちは。そして、はじめまして。ヤマハ発動機株式会社のnoteです。2003年6月に創刊し、18年間にわたって海のあるライフスタイルをテーマに配信を続け、多くの方にご愛読いただいてきたメールマガジン「Salty Life」から、「海の時間です。」と名を変えて、こちらのnoteに引っ越してきました。これから、これまで以上にたくさんの人たちと海のある生活の喜びを分かち合っていきたいと思っています。 わたしたちは「フネ」をつくっている会社です。わたしたちヤマハ発動機は、主にオー

    • 12月の壁紙- プエルト・ラ・クルス(ニュージーランド) 【海の壁紙】

       プエルト・ラ・クルスの沖に浮かぶ島々を眺めながらのクルージングです。ベネズエラは南アメリカ大陸の最北端にある国ですが、どこ乾いた、独特の形をした景色は、海外からやってきたボーターに異国情緒を存分に感じさせてくれます。まるで蝋燭のような岩の天辺にあるサボテンがお気に入りです。 ダウンロードは以下からどうぞ。

      • 船のロープの王様は「麻」から「化繊」へ。 【海の博物誌】

         天然素材は肌触りがよく、独特の光沢や風合いをもっているため、衣料の素材としての評価は一般的に化学繊維よりも高いものです。ヨットやボートで使われるロープにも天然繊維のものと化学繊維のものがあり、長い間、同じように評価されてきました。  昔からロープの王様といわれているのは、マニラ麻で作られたもの。柔らかくて軽く、水に浮かびやすいので係留策や曳航策に使われます。ところが、実のところ、マニラ麻は水に弱く、濡れると縮んで堅くなってしまうのが欠点です。また、濡れたままにしておくと腐

        • 迷ったらみんなで「しゃーぶ、しゃーぶ」 【レシピ- 船厨】

           いつもの話ですが、ボートで釣りをしているといろいろな魚が釣れます。普通の船釣りというのはナニカ、つまりマダイだとかタチウオ、マグロだとかといった本命を狙って楽しむもののようです。マイボートでの釣りも実は同じなのですが、結果的にいろいろ釣れてしまいます。  タイラバという独特のルアーを使ってマダイを狙って釣りを楽しむことが多いのですが、マダイはさっぱりでも、季節によってホウボウ、イトヨリダイ、アマダイ、チダイ、サバなど様々な魚が釣れるのです。ヤガラなんていう奇妙な姿をした魚も

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        • 毎月更新・海の壁紙
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        • Column- 潮気、のようなもの。
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        • ニッポンの魚獲り
          37本

        記事

          漂流者追体験をバーチャル体験してみる。 【キャビンの棚】

           表題の島は、伊豆諸島の「鳥島」のことです。本州からは600km足らず離れた—— 同諸島では最南の有人島である青ヶ島のさらに南200km余りの ——無人の火山島です。直径2.5kmほどの丸い小さな島には、かつてはアホウドリが大量に生息していましたが、明治期に羽毛布団のために乱獲され、火山噴火もあって、いっときは絶滅をあやしまれたこともある、そんな島です。  著者はナショナルジオグラフィック協会の後援を受けて、ダニエル・デフォーが小説『ロビンソン・クルーソー漂流記』のモデルと

          漂流者追体験をバーチャル体験してみる。 【キャビンの棚】

          アジアの海の上に暮らす、生粋の海洋民族たち。 【Column- 潮気、のようなもの】

           西太平洋に浮かぶフィリピンのミンダナオ島、インドネシアのカリマンタン(マレーシアではボルネオ)、同じくインドネシアのスラウェシ島などに囲まれたセレベス海は、シパダンに代表されるように、極上のダイビングポイントを有する海として名高い。それと同時に、海を漂いながら生きてきたバジャウ族が定住しているエリアとしても知られている。シパダンの玄関口として知られるセンポルナの町も、人口の多くがバジャウ族なのだと聞いた。  現在のバジャウ族の多くは、海岸沿いに高床式の家を建てて定住してい

          アジアの海の上に暮らす、生粋の海洋民族たち。 【Column- 潮気、のようなもの】

          低水温でゆっくりと育てる厚岸のカキ 【ニッポンの魚獲り】

           北海道の東の釧路市と根室市のなかほどに位置する厚岸町は、西からせり出した尻羽岬と湾口に浮かぶ大黒島に囲まれた湾(厚岸湾)が広がる穏やかな海を有しています。さらに湾の奥には、広大な森や湿原を流れてきた別寒辺牛川のミネラル豊富な淡水と、太平洋のプランクトン豊富な海水が混ざり合う汽水湖の厚岸湖が広がります。  そんな厚岸町の最大の名物はカキ(牡蠣)。日本には広島や宮城などカキ養殖が盛んなところは数多くありますが、厚岸のカキは一年を通じて出荷できることが特徴です。その理由は厚岸の

          低水温でゆっくりと育てる厚岸のカキ 【ニッポンの魚獲り】

          頭の隅っこで「アンカーローラー」 【海の道具】

           マリーナなどで見かけるボートの船首にローラーが取り付けられているのにお気づきでしょうか。賢明なる読者諸氏のご推察通り、あのローラーはアンカー(錨)を降ろす際に、ロープやチェーンなどで船べりを傷めないように、そしてスムーズにアンカーが降りていくようにするためのものです。  漁船などになると、前方に大きく突き出していたりして、俗名“角ローラー”などと呼んでいたりします。もう一つ、横向きのローラーの両サイドに縦向きのローラーが付いているものもあります。これは、アンカーを降ろした

          頭の隅っこで「アンカーローラー」 【海の道具】

          味も量も自分の好みに仕切り直した穴子丼。 【レシピ- 船厨】

           先日、ある取材で広島を訪れた際に、時間を作って厳島に渡ってきました。日本三景の一つに数えられている、いわゆる「安芸の宮島」です。もみじ饅頭で有名なものだから、いい歳になるまで「秋の宮島」だと思い込んでいたことはここだけの話です。  地元の方や宮島に行ったことのある方はご存知だと思いますが、ここは食いしん坊にとって楽園ともいえる島です。買い食い天国なんです。  ほかほかの「紅葉饅頭」やら、熱々の「焼き牡蠣」やら、棒に刺さった練り物の「にぎり天」など胃袋がいくらあってもたりな

          味も量も自分の好みに仕切り直した穴子丼。 【レシピ- 船厨】

          仕事を通して広がった、ちょっと“変則的”な海の楽しみ方。 【社員紹介- 私が海を愛する理由】

           伊豆半島の東隣、神奈川県の最西端にある真鶴半島。先端には名勝・三ツ石を有し、また半島全体が原生林で覆われた、美しい自然を残す小さな半島です。  「若い頃、初めて手に入れた原付バイクのRD50に乗ってこの真鶴にはよく来ていたんですよ。二宮(神奈川県)の家を出て、海岸沿いの135号線を走って真鶴半島をぐるりと走って。そんなツーリングを気軽に楽しんでいました」  取材の待ち合わせ場所だった知人のボートがある真鶴のマリーナに、愛車のビッグスクーター「マグザム(MAXAM)」に跨が

          仕事を通して広がった、ちょっと“変則的”な海の楽しみ方。 【社員紹介- 私が海を愛する理由】

          航海者たちの心を妖しい歌声で奪う。 【キャビンの棚】

           本欄でドビュッシーの「海」を取り上げたことがありますが、今回は「海」と並び称される傑作「夜想曲」について触れてみます。  世紀末の1899年に作曲された「夜想曲」は、ドビュッシーがモネ、セザンヌ、ルノワールらフランス印象派の影響を受け、マラルメの詩に寄せた「牧神の午後への前奏曲」によって確立された管弦楽法を、さらに完成させた作品です。これによって印象主義音楽が確立された記念碑的な作品でもあります。  「それは不動の空を雲が緩く、憂鬱に動いていく光景であって、柔らかな白色

          航海者たちの心を妖しい歌声で奪う。 【キャビンの棚】

          11月の壁紙- ベイ・オブ・アイランド(ニュージーランド) 【海の壁紙】

           ボート遊びが盛んなニュージーランド北島の北部には美しい島や半島に囲まれたベイオブアイランドと呼ばれる極上のエリアがあります。  そんな美しい美しい海の曙をボートで走りました。  東の空が徐々に明るくなり、雲が橙色に染まります。  一般的な観天望気では「朝焼けは雨」と言われます。それは南半球でも同じで、「Red sky at night, sailor’s delight. Red sky in morning, sailor’s warning」(夕焼になったら漁師は喜べ、

          11月の壁紙- ベイ・オブ・アイランド(ニュージーランド) 【海の壁紙】

          世界的名著を生んだ作家は海辺を放浪。 【海の博物誌】

           海洋文学というと必ずといっていいほどあげられるのが『ロビンソン・クルーソー』と『白鯨』、それに『老人と海』。いずれも海に関する描写が素晴らしく、読む人の多くを海好きにしてしまいます。というのも、海洋文学を書いた作家には実際に海の生活を経験した人が多いからかもしれません。  たとえば『白鯨』のハーマン・メルヴィル。彼は早くも11歳にして貨物船の水夫になり、25歳になるまでの14年間を海で過ごしています。   1819年、ニューヨークで生まれたメルヴィルは、11歳でリバプー

          世界的名著を生んだ作家は海辺を放浪。 【海の博物誌】

          同じ海の仲間として応援したくなります。 【キャビンの棚】

           海上自衛隊第71航空隊(岩国基地)に所属する救難飛行艇「US-2」は昨年、いったんは生産打ち切りが決まったのですが、今年になって一転復活、生産の継続が決まりました。世界でもまれな性能が考慮されたのでしょう。本書はその8年にわたった開発を追ったドキュメンタリー漫画です。登場する組織は実名、人物は仮名です。  巻頭。  2013年6月、宮城県沖1200km。雨が降りしきる中、ライフラフト(救命いかだ)で漂う2人の男性。かなり消耗しています。そこへゴオオオオオオオと舞い降りる

          同じ海の仲間として応援したくなります。 【キャビンの棚】

          割と簡単に釣れてしまったマボロシのシロアマダイ。 【レシピ- 船厨】

           この前、ボートで釣りをしていたらシロアマダイが釣れました。釣り人の間では「幻の魚」などと言われていますが、実際のところどうなんでしょうか。  アマダイ自体、高級魚には違いありませんが、釣りとしてはそれほど難しい印象はありません。筆者のフィッシングフィールドでは、マダイを釣ろうとタイラバ(ルアーの一種)を使って釣りをしていると、時々普通のアマダイ(アカアマダイ)が釣れます。さらに時々の時々、シロアマダイが混じります。  「幻のシロアマダイが釣れました!」とよく耳にする通り、

          割と簡単に釣れてしまったマボロシのシロアマダイ。 【レシピ- 船厨】

          偏屈な目線で楽しんだ、バリの旅。 【Column- 潮気、のようなもの】

           先日、女性がひとり旅をするのにどこかお薦めはないかといった話をする機会があって、いろいろと思い巡らせているうちに、インドネシアのバリに足繁く通っている知り合いのことのことを思い出した。  その知り合いによると、何でもバリでは高級リゾートでの滞在が何よりも楽しいそうで、行ったらほとんどホテルの外には出ないのだという。私もバリには何度か訪れているが、海辺に出歩くことが目的の仕事旅だ。宿泊に利用するのはちょっと高価なビジネスホテルのようなところで、高級リゾートなどには滞在した経

          偏屈な目線で楽しんだ、バリの旅。 【Column- 潮気、のようなもの】